根拠の「ある」自信と、根拠の「ない」自信はどちらが大切か?

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2種類の自信

大きく分けて自信には


・根拠の「ある」自信
・根拠の「ない」自信

の2種類があります。

《根拠の「ある」自信》とは・・・

テストで何点取った、スポーツの成績がどうだった、
といった過去の具体的な成果や他人からの評価をもとにした自信です。

 

《根拠の「ない」自信》とは・・・

自分で自分を評価することで作られる自信。
他人の評価は一切関係なく、
「自分はそのゴールを達成できる」と
自分の可能性を信じることで作られる自信です。

この2つの自信があるとしたら、
どちらが大切なのでしょうか。

私としては、

 

2種類の自信は車の両輪のようなもの。

まずは大きなゴールを設定し
根拠のない自信を作り上げ、
その後、小さな行動を積み重ねて
根拠ある自信を高めていく。

という状態が理想的だと考えています。

 

もし《根拠の「ある」自信》だけで生きようとすると
優越感と劣等感の板挟みになり、
人生がどんどん苦しくなっていきます。

自分より出来ている人を崇め、
自分より出来てない人を蔑むといった
不安定な心になってしまいます。

具体的な行動をしようとするので、
何らかの形に仕上げることはできても、
いつも苦しさが付きまとうでしょう。

児童精神科医の佐々木正美氏もこのように述べています。

‘’根拠のある自信しか身につけていない場合、
根拠となる勉強やスポーツが自分よりもっとできる人に出会うと、
劣等感に陥ることになり、

同時に、自分より劣っていると思える相手には、
優越感を抱くことになります。

優越感と劣等感の間を行き来するような生き方は、
どんなに息苦しいことになるでしょう。’’
(はじまりは愛着から 人を信じ、自分を信じる子どもに/佐々木正美 著 p.192より)

 

一方、
《根拠の「ない」自信》だけだと、
行動面に弱さがあり
具体的な形にはなりにくいです。

根拠のない自信は、
よく言えば「自分を信じる行為」ですが、
悪く言えば「ただの現実逃避」です。

・自分は偉い
・自分は素晴らしい
・自分はゴールを達成できる
・自分には能力も可能性もある

と思い込んでいても、
実際に「行動」に移さなければ何も形にはなりません。

このように、

・根拠の「ある」自信
・根拠の「ない」自信

はどちらか片方だけでは不十分です。

車の両輪のようなものなので、
2つを上手く組み合わせる事で初めて力を発揮します。

おそらく人はどちらかに分かれるかと思います。

 

具体的な行動をコツコツ積み上げ、
「根拠のある自信」を高めるのが得意な人と、

大きな理想を思い描き、それを達成できると信じることで
「根拠のない自信」を高めるのが得意な人のどちらかです。

 

 

 

あなたはどちらが得意でしょうか?

 

 

両輪のバランスを整えるためにも、
まずはあなたはどちらが得意かを調べてみて下さい。

 

もしあなたがコツコツした努力家で
具体的な成果や、他人の評価を大切にするのであれば、
「根拠のある自信」を高めるのが得意なタイプです。

もしあなたが臨場感たっぷりに夢を描き、
他人からの評価に一切関係なく、
「自分ならできる!」と思えるのなら
「根拠のない自信」を高めるのが得意なタイプです。

もちろんどちらかが0で、
どちらかが100ということはありませんが、
どちらの方がより得意か・不得意かということはあるかと思います。

ぜひ、これを参考にして調べてみて下さい。
そして、苦手な方を高めることを意識なさってみて下さい。

そうすることで、
あなたが本来持っている能力が引き出されるでしょう。

この記事があなたにとって何らかの気づきや
ヒントとなりましたら嬉しいです。

最後までお読み頂きありがとうございます。

 

ライフコーチ 玉木康司

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