コーチングを学ばれていて、
「抽象度の高いゴール」というのがピンとこない方も
多いのではないかと思います。
私も最初聞いたときは、
分かったような分からないような感じでした。
そこで今回は、
私なりに抽象度の高いゴールについて解説させて頂きます。
ゴール設定のコペルニクス的転回!
抽象度の高い思考にするには、
「私が本当にしたいことは何か?」という質問を、
「 この世界は私に何を望んでいるのか?」
に切り替えることでできます。
主語を「私」から「世界」に切り替えると
広く大きな視点に自動的に変わります。
物事の見方・捉え方が、
- 短期的 → 長期的
- 具体的 → 抽象的
- 表面的 → 本質的
に切り替わり、抽象度が高くなります。
体と細胞の関係
仮にこの世界が1つの大きな体で、
私たち一人一人が小さな細胞だとします。
だとしたら、
体は細胞に何を望むでしょうか?
答えは簡単です。
体全体に役立つよう貢献することです。
もし、1つの細胞だけが好き勝手していたら
体全体は機能しなくなります。
そして、体の機能が止まると同時に細胞も死にます。
私物語をやめる
ゴール設定をする際、
「私」「私」「私」
という小さなエゴに囚われるということは、
細胞が体全体を無視して好き勝手やるのと同じです。
- 私のお金
- 私の時間
- 私の家
- 私の評判
- 私の車
などといった抽象度の低い「私物語」ばかりをゴールにしてしまうと、
短期的な満足は満たせる場合もあるかもしれませんが
長期的には上手くいきません。
体全体が危機を感じて細胞を排除しようとするでしょう。
最悪の場合、体も細胞も両方とも死にます。
部分と全体
そうならないようにするには、
- 体全体が求めるものをゴールにしてしまえば安全です。
- 世界が求めるものをゴールにしてしまえば安全です。
- 抽象度の高いゴール設定をしてしまえば安全です。
そうすることで、
- 体全体も機能し、それと同時に細胞もより良く機能します。
- 世界全体も機能し、それと同時に個人もより良く生きることができます。
- 抽象度の高いゴールも、抽象度の低い個人的な欲望も満たすことができます。
部分と全体が上手く調和を保ち、良い循環が生まれるわけです。
抽象度の高いゴールは自己犠牲ではない
みんなの幸せをも包括するような
抽象度の高いゴールは自己犠牲をすることではありません。
短期的には自己犠牲に見えることもあるかもしれませんが、
長期的には全体が豊かになる考え方です。
ぜひ、
「私が本当にしたいことは何か?」という質問を、
「 この世界は私に何を望んでいるのか?」
に切り替えてゴール設定なさって見てください。
そうすることで、抽象度が高まり、
あなたの人生が時間差とともにどんどん良くなっていくでしょう。
この記事があなたにとって何らかの気づきやヒントとなりましたら嬉しいです。
最後までお読み頂きありがとうございます。
感謝しています。
ライフコーチ 玉木康司
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