「世界平和!」「資産1兆円」といった大きな目標・ゴールは立てない方がいいのか?

ゴール設定・目標設定
この記事は約7分で読めます。

人生の目標設定をしているのですが
具体的にどうしたらいいのでしょうか?
特に大きすぎる目標は立てない方がいいのでしょうか?
この辺り詳しく解説してください!!

コーチングや心理学、
自己啓発などを見ていると、

「大きな目標は立てない方がいい」

「目の前の小さなことだけに集中した方がいい」

「現実的な目標だけにするべきだ」

「現状を超えた大きな目標を立てなければならない」

「非現実的なレベルの目標を立てるべきだ」

「大きな目標を立てるとエネルギーが出る」

など「大きな目標」を設定することに対して
肯定的な意見も否定的な意見もあり、
混乱が生まれている方もいるかもしれません。

そこで今回は大きな目標を立てることの
メリット・デメリットを踏まえた上で
最終的にどうすればいいのかという
提案をさせていただきます。

目標設定・ゴール設定
に悩まれている方にとって
役立つ知識ですのでぜひ最後までお読みください。

 

目次

 

大きな目標を立てることのメリット

あくまで一例ですが、

・資産1兆円
・世界平和

などといった
非現実的な目標を立てることで
得られるメリットはあります。

 

 

幅広い情報を認識できる

一つは、

幅広い情報を認識できるようになることです。

例えば、資産1兆円という目標を掲げた時点で
見える世界は確実に変わります。

このような大きな金額になると、
給与所得だけでは絶対に達成できません。

「就職して給料をもらう」

というお金の稼ぎ方や、
時間を切り売りする働き方では
ほぼ100%達成できないことがわかります。

 

そうすると、

・事業所得
・事業売却
・株式投資
・不動産投資

などの可能性が見えてきます。

もし、
目標を年収800万円といった
もう少し現実的な目標にしていたら

・転職
・昇進

といった、

「就職して給料をもらう」
「時間を切り売りしてお金を得る」

といった発想だけで
止まっていたかもしれません。

どちらがいいかということではありませんが、
大きな目標・ゴール設定をすることで
両方ともの可能性が生まれ、

「選択できる自由」

があるのがメリットです。

知識がなければ私たちはそもそも選択ができません。

自由であるということは
選択肢があるということなので
それ相応の知識は必要です。

大きな目標は認識できる世界を変え、
それまでだったら絶対に得られない
知識にアクセスできることが
大きなメリットの一つと言えます。

 

 

また、世界平和というゴールであれば、
今、この世界に起きている問題に目がいくでしょう。

・飢餓
・貧困
・教育を受けられない子ども
・児童労働
・環境問題

などといった問題があることに
気がつくことができます。

そうすることで
人道的な支援に参加するようになるかもしれませんし、
今与えられている環境が
いかに恵まれているかに気づき
感謝の念が湧いてくるかもしれません。

このように実現不可能そうな
非現実的なゴールを掲げることで
知識の幅を広げることができます。

 

 

エネルギーが湧く

もう一つのメリットとしては、
大きな目標を持つことで大きなエネルギーが湧いてきます。

小さな目標であれば
それ相応のエネルギーしか湧いてきませんが、
大きな目標であればそうではありません。

私たちのエネルギーやモチベーションとは
基本的には「不足感」です。

現実と理想のギャップが大きければ大きいほど
不足感も大きくなり、エネルギーが湧いてきます。

 

 

 

大きな目標を立てることのデメリット

しかし、大きな目標を立てることの
デメリットも確実に存在します。

 

理想と現実を比べると苦しくなる

一番は理想と現実のギャップが
激しければ激しいほどイライラします。

大きな目標を掲げる人は
エネルギーレベルも高いですが、
理想が実現していないこの世界の現状を見て
常に不足感を抱えています。

資産1兆円を目指している人であれば、
いつも不足感がありギラギラしていることもあるでしょう。

世界平和を掲げる活動家ほど
この世界の問題をあるがままに受け止められずに
心が平和でない場合もあるでしょう。

現実と理想が乖離している人というのは
不足感からくるエネルギーを得る代償として
「幸せ」を犠牲にしている場合があります。

目の前に与えられている
小さな幸せが見えなくなり、
穏やかさや豊かな感覚がなくなっていくのです。

 

 

エネルギーが失われる

また、矛盾するように聞こえるかもしませんが、
大きな目標を掲げる人は
心身に限界がきてエネルギー切れになることもあります。

いわゆる「燃え尽き症候群」という現象です。

大きな理想を掲げて頑張っているときは
強いエネルギーで頑張り続けるのですが、
そのエネルギーに耐えきれなくなると
心身が悲鳴をあげ急激にエネルギーを失ってしまうのです。

結果、うつ状態、意欲の減退などに
なることもあるでしょう。

責任感や使命感が強く
大きな理想を掲げることには
デメリットもあるのです。

 

他人を裁くようになる

大きな目標を持っている人ほど
周りにいる人に対する不足感も強くなり、
人を裁くようにもなります。

・自分の課題だけに集中
・相手の課題は背負わない

といった感じで
課題の分離ができていない状態で
大きな理想を求めると他人を裁くようになります。

・あいつは分かっていない
・誰も自分を理解してくれない

といった感覚になり、
他人に噛みつくようになってしまうのです。

 

 

 

解決策

大きな目標・ゴールを設定することの
メリットとデメリットを見てきましたが、
結局どうすればいいのでしょうか。

結論は、

「大きな目標を設定したら一旦忘れて
 目の前のことに集中する」「課題の分離をしっかりする」

この2つを守ることで、
デメリットを最小化し、
メリットを受け取ることができます。

つまり、
あなたがやるべきことは
世界・社会を変えることではなく
あなたのやるべきことをやることに
集中することだけです。

高邁な大きな理想を掲げること自体は賛成ですが、
理想に押しつぶされていはいけません。

理想と現実をいつも比べていたら
誰だって落ち込みますし、
イライラしたり鬱っぽくなります。

なので、
達成したい理想の状態と
今の現実を比較しすぎないようにだけお気をつけください。

 

また、もし比べるとしたら、

「理想から逆算して今あるべき自分の姿」

と現状の自分を比較することは健康的です。

理想そのものではなく、
そこから逆算して今あるべき自分の姿であれば
大きな理想を保ったまま現実的な目標を持つことができます。

また、意識をその日やることだけに集中させることで、
不足感を過剰に感じることも少なくなるでしょうし、
没頭・集中している状態を作ることができるので
幸福感・充実感を得ることができます。

 

 

まとめ

大きな理想・目標の

【メリット】
・幅広い情報を認識できる
・エネルギーが湧く
【デメリット】
・理想と現実を比べると苦しくなる
・エネルギー切れ
・他人を裁く

 

結論として、

「大きな理想を設定したら一旦忘れて
 目の前のことに集中する」「課題の分離をしっかりする」

ということをお伝えしました。

 

今回の話しは、

「現実主義・理想主義」

といった対立・矛盾する概念を
いかに統合するかとことが本質的なテーマです。

 

・いろんな可能性を諦め現状に縛られて生きる
・理想に取り憑かれて不幸な人になる

このような両極端を避け、
上手く統合できている状態が理想的です。

 

そのためにも、

・ある時は実現可能性を無視して理想だけを考える
・ある時は厳しく批判的に実際にできる現実的なことだけを考える

この両極端をしっかりと大切になさってください。

 

そして、
・超現実的な理想主義者
・現実的な楽観主義者

として充実した毎日を送っていただけたらと思います。

最後までお読みいただきありがとうございます。

 

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