運動や瞑想が続かないのはなぜか?(ヒント : エゴ)

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運動や瞑想が続かないのはなぜか?ヒント:エゴ

・イライラを少なくしたい
・不安を解消したい
・穏やかに毎日を過ごしたい
・もっといい状態をキープしたい

このような目的で
運動や瞑想を始める方もいるかと思いますが、
実際にどれくらいの方が継続できているでしょうか?

私も運動や瞑想に関しては
ある程度継続できているものの苦労しています。

 

・1日できない日があると
 数日間できなくなったり・・・

・他のやることが忙しいと
 後回しにしてしまったり・・・

といったことを何度もしてしまっています。

いろいろ方から話を聞く限り、
これは私だけではなく、
多くの人にとっての課題のように感じます。

そこで今回は、
なぜこのようなことが
起きてしまうかについて解説します。

心のメカニズムに気づくだけで
継続しやすくなりますので
ぜひ最後までお読みください。

 

 

 

 

①私たちはいつも2人の自分がいる

運動や瞑想が続かない理由を知るには、
私たちには2人の自分がいることに
気がつく必要があります。

その2人とは・・・

・平和を望む観察する自分
・波乱を好むエゴの自分

この2人です。

 

ちなみに、これを現代の心理学の言葉を当てはめると、

・平和を望む観察する自分 = メタ認知・脱フュージョン
・波乱を好むエゴの自分 = 思考の自動操縦・自我

となります。

こちらの方がしっくりくる方は
ぜひ参考にしていただればと思いますが、
よく分からない場合はそれでも大丈夫です。

 

 

以下、詳しく解説します。

通常、私たちは、大量の思考をして生きています。

・何を食べようか
・何をしようか
・過去のこと
・未来のこと
・人間関係の悩み
・お金の不安
・仕事や学校の不安

などをいつも無意識の内に
ずっと考え続けています。

この思考に取り込まれている状態と、
思考によって作られた自分が「エゴ」の自分です。

一方、その思考から一歩離れて
冷静でいられる自分は「観察」する自分です。

 

私たちのメンタルの健康というのは、
基本的にはこの

「エゴの自分」と「観察する自分」

のどちらが勝つかで決まります。

 

ネガティブな思考に飲み込まれてしまい、
過去の後悔や未来の不安に苦しんでいる状態は
エゴの自分」として生きています。

一方、そういった思考と
上手く距離を取れている状態は、
観察する自分」として生きています。

 

悩みや苦しみは人それぞれ
様々な種類がありますが、
全ての悩みを単純化すると、

「エゴの自分 VS 観察する自分」

となるんですね。

 

なので、
自分自身の内側にある
エゴ(暴走した思考)を乗り越え、

観察する自分として
生きる時間を増やすこと
できるようになればなるほど、
私たちは心穏やかに
幸せに生きることができるわけです。

 

 

②エゴはエゴを存続させようとする

しかし問題があります。

私たちのエゴというのは、
エゴの自分を存続させようとするということです。

 

私たちは問題から解放されたいという気持ちがある一方で、

・悩みを手放せない
・恨みや怒りを手放したくない

など、このように問題を
存続させたい自分もいるのです。

私たちの心の中は基本的に
矛盾しているんですよね。

幸せで心穏やかに
生きていたいと望む一方で、
波乱を望むもう1人のエゴの自分もいるのです。

 

・過去の嫌だった体験を思い出したくないのに
 思い出してしまう 

・許して楽になりたいのに許せない相手がいる 

・考えなければいいだけなのに、
 未来のことをつい考えてしまう

このように、私たちの中には、
平和と穏やかさを望む自分がいる一方で、
悩みや怒りや不満をずるずると
引きずり続けたい自分もいるのです。

 

私たちは基本的に
「エゴの自分」と「観察する自分」の
二重人格であり、

エゴに支配され続ける限り
悩みから解放されることはないことを
私たちは理解する必要があります。

 

 

③エゴから解放される方法

ではエゴから解放されるには
どうすればいいでしょうか?

 

結論そのものはシンプルで、

今この瞬間を生きる

以上です。

これさえできていれば、
私たちの悩みや問題は全て解決します。

シンプル過ぎて驚かれた方も
いるかもしれませんが本当です。

 

なぜかというと、

エゴの特徴は、過去と未来を生きるところにあるからです。

 

エゴが強くなればなるほど、

・目の前のことに集中できない
・身体感覚よりも思考が強い
過去の後悔が強くなる
未来の起きて欲しくないことを考える

このような症状が生まれ、
頭の中の妄想の世界を
生きているということになります。

目の前にある美しい自然や
全ての良いものを認識することができないか、
エゴというフィルターがかかった状態で
見るようになるのです。

 

そこには、

生き生きとした生命感はありません。

頭の中で作り出した
概念化・抽象化された世界を
見ることになります

何をしていても、
何を見たとしても、
エゴというフィルターが強い限り、
現実を歪めて見てしまうので
幸せや豊かさを感じることはできなくなります。

 

小さな子ども頃を思い出してみてください。

 

子どもはエゴが薄いので
何をしていても、何をみても
ただ毎日を楽しく過ごすことができます。

彼らは、今この瞬間の身体感覚、
目の前にあることに全力で取り組むことで、
「今この瞬間」を十分に満喫しているのです。

大人になればなるほど、
過去の記憶と思考という

エゴのフィルターがどんどん分厚くなるので
現実を歪めてみてしまいます。

いつも思考が湧いてきて、
目の前のことに没頭して味わうのではなく、
過去との比較などが多くなります。

エゴが強ければ、比較だけにとどまらず、
批判や非難ということにもなるでしょう。

もはや、現実の生き生きとした感覚ではなく、
頭の中で生み出した妄想の世界で生きているのです。

 

こういったことが起きてしまうのも、
今この瞬間ではなく、
過去と未来に生きているからです。

 

ここで一旦まとめますが、

・平和を望む観察する自分 = 今この瞬間を生きる
・波乱を好むエゴの自分  = 過去・未来を生きる

という関係です。

なので、エゴを薄くし、
観察する自分として生きるためには、

「今この瞬間」

を生きる必要があります。

 

そこで役立つのが、
今回のタイトルにもある

「運動と瞑想」

です。

 

運動と瞑想は私たちの意識を
過去や未来ではなく
「今この瞬間」に繋ぎ止めてくれるのです。

 

・「今この瞬間」の呼吸の感覚
・「今この瞬間」のお腹の感覚
・「今この瞬間」の皮膚の感覚
・「今この瞬間」のの感覚
・「今この瞬間」の血流の感覚
・「今この瞬間」のの感覚
・「今この瞬間」の温度の感覚

などなど、思考による過去や未来の世界ではなく、
「今この瞬間」への感覚が強くなり、
エゴから解放されることになるので
悩みや苦しみを軽減させることができるようになります。

 

 

「なんだ。簡単じゃないか」

と思われた方もいるかもしれませんが、
ここで問題なのは、先ほども述べたように

「エゴはエゴを存続させようとする」

という性質があるということです。

 

悩みや苦しみから抜け出すメカニズムは
シンプルではありますが、
簡単ではないんですね。

私たちは悩みや問題を終結させ、
穏やかさや平和を
実現したいと思う自分がいる一方で、
問題を維持し続けたいと思う自分もいるのです。

エゴにとって
悩み・苦しみ・問題・ネガティブ思考は
食べ物のようなものなので、
問題がなくなってしまうと
エゴは消えてなくなってしまいます。

ある意味ではエゴは
寄生虫のようなもので
宿主に取り付いて生きながらえようとするのです。

これが、私たちが
瞑想や運動を続けられない理由です。

瞑想や運動をしっかりと続けてしまうと
ネガティブ感情が少なくなり、
エゴは死んでしまうので必死に抵抗しようとするのです。

 

宿主に、

・退屈だな
・もっと他にやるべきことがある
・今日くらいはまぁいいや

などと、運動や瞑想を
やらなくてもいい理由
クリエイティブに思いつかせようとします。

なので、瞑想や運動を継続するためには、
このようなエゴの性質に気づく必要があります。

エゴと気づきは共存できないので、
気づいている時点でエゴの罠から
逃れることができます。

 

・退屈に感じるのは
 エゴが抵抗しようとしているからだ


・今日はやらなくてもいいと感じるのは

 エゴがやめさせようとしているからだ


・瞑想や運動よりもやるべきことがあると思うのは

 エゴがそのように仕向けているからだ

と気付けるようになればなるほど、
私たちは瞑想や運動を継続しやすくなります。

 

ぜひ、私たちには、

「エゴの自分」と「観察する自分」

という2人の自分がいるということに気づき、
エゴの罠から逃れることができますように。

 

 

まとめ

いかがだったでしょうか?

今回の話は、
ある程度、心理学やマインドフルネス、
原始仏教などの知識のある方や、

すでに気づきや
目覚めといった体験のある方にとっては
ピンとくる内容だったのではないかと思います。

 

あらためてエゴについて
色々と解説させて頂きましたが、
私もまだまだエゴにとらわれ
支配されてしまう未熟な状態です。

この問題というのは、
完全なる悟りなどをしない限り、
死ぬまでずっと続くものだと思います。

そもそも完全なる悟りというものが
あるのかどうかも私には分かりませんが、

日々、運動や瞑想を続けることで
エゴが薄くなり心穏やかに生きられます。

これは、ただの仮説ではなく、
心理学や脳科学で得られた
様々な実証的な証拠(エビデンス)をみても間違いありません。

ぜひ、運動や瞑想を継続させ、
心穏やかに、幸せに生きるのに
役立てていただけたら嬉しいです。

最後までお読みいただきありがとうございます。

 

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