批判の対処法

人間関係
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上司がチクチクうるさくいってくるのがムカつく!
細かいところを何回も批判してくる上司を黙らせたい!!
でも、確かに上司の批判は的確だ。どう対処すればいいだろうか・・・

あなたの周りには
やたら批判してくる人はいないでしょうか?

インターネット上でも
リアルでもたまにいるかと思いますが、
批判に対してうまく対処できないと
心を病んでしまうこともあります。

真面目で一生懸命な人ほど
批判をそのまま受け止め、
精神的に苦しくなることもあるでしょう。

そこで今回は、
批判する人の心理について解説します。

人生の中で批判されることを
ゼロにすることは難しいかもしれませんが、
うまくスルーすることができるようになりますので
ぜひ最後までお読みください。

 

 

目次

 

 

①価値ある批判

全ての批判が悪いわけではなく
批判の中にも良いものはあります。

例えば、

論理的
・しっかりとした根拠に基づいている
・批判のための批判ではなく、が動機になっている

このような批判は
聞くべき価値のあるものです。

このような批判は改善につながり
あなたを成長させてくれます。

このような批判をできる人は
人格的にも成熟していて、
表面的には厳しかったとしても
動機そのものにがあります。

攻撃的なところがなく、
あなたのことを純粋に思ってくれる批判は
価値ある批判です。

しかし大抵の批判はそうではありません。

 

 

②批判する人はマウントを取りたいだけ

批判する人は、
批判することで相手を下げ
自分が上に立ちたいだけということがあります。

 

批判する人は、

「自分は相手よりも正しい」
「自分は相手よりも優れている」

と思うことで、
自分の存在意義を感じようとしています。

 

批判することが癖になっている人は
満たされていない心を
相手を下に下げることで満たそうとします。

 

その根っこには何があるかというと
劣等感です。

自分は他人よりも劣っているという感覚。

劣等感そのものは善でも悪でもありません。

自分を高め、成長させようとするのであれば、
良いものとして機能しますが、

他人を引きずり落とし、足を引っ張ることで
穴埋めをしようとするのであれば
悪いものとして働きます。

 

多くの批判の目的は、

「マウントをとりたいだけ」

ということが本当に多いですので
あまり真に受けないことをおすすめします。

 

 

③批判する人は扁桃体が暴走している

批判が癖になっている人は
慢性的にイライラしています。

当然、脳の構造にも影響を与え、
ネガティブな感情と関係があると言われている
扁桃体が常に活動しており、
サイズそのものが大きくなってしまっている場合があります。

扁桃体が暴走すると、
自律神経のバランスを崩すことになり、
生化学的な反応により
常に身体中にストレスがかかっています。

また、理性や論理を司る
前頭前野という脳の部位が
一時的に使いずらくなっています。

前頭前野の機能が下がってしまうと
扁桃体の暴走を止めることもできなくなるので、
ますます悪い方向へと向かいます。

脳と心は密接につながっているので、
批判することが癖になっている人は
脳の構造も批判しやすくなるような状態になっており、
本人の意思で止めることが
難しくなっていることも覚えておいてください。

 

 

④批判する人は暇な人

批判そのものが目的になっている人は
自分自身の人生を生きていません。

自分なりの夢や目標を持ち、
それに向かって一生懸命生きていたら
他人を批判する暇などないからです。

 

夢や目標に向かって頑張っている人は
間違いなくやることがあって忙しいはずです。

・期限までに決めたことをやり切る
・必要な情報を収集する
・毎日、作業を積み上げている
・自分のパフォーマンスを分析する
・必要な教育を受ける

など、常にやるべきことが
たくさんあって忙しいんですね。

なので、批判する人は「暇な人」なのです

自分の人生を生きていないから、
他人の人生に割り込むことで
誤魔化そうとしているのです。

自分の生きたいように生きている人は
自分の人生を生きるのにエネルギーを使っているので、
他人を批判するのにエネルギーを使うなんて
もったいのでしません。

私たちのエネルギーは有限です。

批判することそのものが目的になっている人は
エネルギーの使い方を間違っています。

 

 

⑤批判する人は苦しんでいる

批判が癖になっている人の
特徴をいくつか書きましたが、

批判する人はある意味で被害者でもあり
苦しみの多い方なのだとも思います。

この理不尽なこともたくさんある社会の中で、
いろいろなことが上手くいかなくなり
人生に対して希望を持てなくなっているのかもしれません。

愛のない親のもとで育ったのかもしれませんし、
学校や職場でひどいいじめにあってしまった可能性もあります。

過去の様々な苦しみによって、
自分らしい人生の目標を立てる気力もなくなり、
溜まったエネルギーを
他者に向けざるを得なくなってしまっているのです。

このような状態に陥ってしまうことは、
ほんの少しタイミングや巡り合わせが悪ければ
誰にだって起きてしまうことです。

 

なので、この記事の前半部分では、
批判する人を批判的に見てきましたが、
それと同時に、批判することが癖になっている人は、

「ある意味では被害者かもしれない」

という認識を持つこともまた大切です。

愛が動機ではない批判や
悪口そのものは絶対によくありませんが、
そのようなことを言ってしまう人の
立場状況も私たちは想像する必要があります。

そして、そのような人の心の癒し
今後このような苦しみを抱えた人を
少なくするような仕組みや考え方を
模索する必要があるのです

 

一番よくないのは、
批判する人に対して批判して
マウントをこちらがとってしまうことです。

それはお互いが殴り合っているようなもので
結局はどちらにとっても良くありません。

 

もちろん、このような綺麗ごとだけでは
実際の問題は解決しないので、
悪質な批判や悪口に対しては
法的な措置を取るべきです

しっかりと取り締まることで
社会的な制裁を与える必要もありますが、
それだけで終わってしまうと
そのような人への負の感情が大きくなるだけで
本当の意味での根本解決には繋がらないでしょう。

 

・スルーする技術
・毅然とした態度で対処すること
・相手に対して理解を示す

どれか一つに極端に偏るのではなく、
バランスを上手くとることが大切です。

ぜひ参考にしていただけたら嬉しいです。

 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、

①価値ある批判
②批判する人はマウントを取りたいだけ
③批判する人は扁桃体が暴走している
④批判する人は暇な人
⑤批判する人は苦しんでいる

このようなことをお伝えしました。

 

批判の問題というのは、
数千年単位で続いている私たちの問題です。

特に、ここ10年くらいのSNSの発達で
それが顕在化していますが、
古くからある問題です。

残念ながらこの先もこういった問題はずっと続くので、
上手く対処していってくださいね。

最後までお読みいただきありがとうございます。

 

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