⑦失望の対処法【書評】その悩み、キリスト教が解決です 斉藤真行 著

キリスト教
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⑦失望の対処法【書評】その悩み、キリスト教が解決です 斉藤真行 著

今回は前回に引き続き、

その悩み、キリスト教が解決です 斉藤真行 著

の7章「人生の失望性」に絞って解説します。

・理想が叶えられず失望に苦しんでいる方
・理想と現実の乖離に苦しまれている方
・正しい理想の持ち方を知りたい方

このような方におすすめの内容となっておりますので
ぜひ最後までお読みください。

 

 

①「理想」と「現実」

私たちはほぼ全員例外なく
「理想」を持って生きています。

「もっとこうだったらいい」
「経済状態をもっとよくしたい」
「世界はこうあるべき」
「こういう生き方をしたい」

このような理想を持って生きています。

そしてその理想は、
突き詰めて考えると

・ユートピア
・天国

の実現に繋がります。

自分も含めた全員が幸せで
争いなどもなく、平和な世界を
みんなが様々な形で望んでいると言えます。

・ある人は音楽で
・ある人はビジネスで
・ある人は専業主婦/主夫として
・ある人は医療を通じて
・ある人は教育で
・ある人は政治で

一人一人が
具体的にすることは違いますが、
私たちはなんらか理想や理念に
突き動かされて生きている側面があると言えるでしょう。

 

また、それと同時に、
私たちは「現実」も生きています。

現実とは、このあるがままの世界。

・睡眠の必要
・食べ物の必要
・労働の必要
・お金の必要
・1日24時間という制約

など様々な必要性や制約の中で
私たちは現実を生きていますよね。

いくら大きな理想を持っていたとしても
現実を忘れてしまうと生活が破綻してしまいます。

 

また、厳しい現実もあるでしょう。

・病気
・事故
・人間関係の破綻
・ビジネスの失敗

このような問題がある際は
無視するわけにはいきません。

このような時、
理想を追い求め続けるというのは至難の技です。

しかし、
だからといって
そのまま現実に埋もれると人生は固定化され、
良くて現状維持、実際には衰退が始まります。

 

なので、

理想だけでもだめ。
現実だけでもだめ。

「理想」だけでは現実生活が破綻し、
「現実」だけでは衰退し、生きることに喜びが感じられません。

そうではなく、
理想と現実がバランスよく
上手く調和しているときにこそ
私たちはより良く機能して幸せに生きることができます。

 

しかし、

実際には「現実」に追われて
「理想」を忘れてしまうことの方が
多いのではないでしょうか?

子どもの頃に描いていた「理想」を忘れ、
気づいたら「現実」に埋もれて
毎日に幸せを感じることなく過ごしている・・・

このようなことが多いのではないでしょうか?

 

著者の斉藤先生も

「理想」を目指すのも、「現実」に埋もれるのも、
どちらにも特有の困難さがあります。
どちらも確固としたものではないのです。

このジレンマのなかで、
どうすることもできないので
何かの新しい決意をすることもないまま、
何となく日々が過ぎて行く、というのが
私たちの姿ではないかと思います。

【引用】その悩み、キリスト教が解決です 斉藤真行 著

このように述べておられます。

 

②理想の難点

では、なぜ、理想を忘れ、
「現実」に埋もれてしまうのでしょうか?

それは、
「理想が必ずしも実現するとは限らないから」

です。

立てた理想が必ず実現すると分かっていれば、
私たちは安心して理想を追い求めることができます。

しかし、誰も上手く行く保証をしてくれません。

したがって、

・理想が実現しなかったらどうしよう
・今の職を失うだけになってしまうのではないか
・食べていけなくなるのではないか

といった不安や恐怖が生まれてくるのも無理はありません。

そのような不安は人間として当然の感情です。

 

著者の斉藤先生も

「理想」に根拠や保証などはありません。
全てが自己責任です。

理想に向けての歩みが
一時期うまくいっていると思っても、
時代状況が悪くなったり、
環境が大きく変化したりすれば、
あっというまにうまくいかなくなったりします。

そのリスクは途方もないものです。

【引用】その悩み、キリスト教が解決です 斉藤真行 著

このように述べておられます。

また、理想のもう一つの特徴として、
時間とともに摩耗する」というものがあります。

理想は「頭の中で描いたイメージ」なので、
私たちが生み出しているものです。

同じ理想を長期間、
心に持ち続けることは容易ではありません。

私たちは時間が経てば考え方も
理想もどんどん変わって行くものです。

あるときは情熱を持てたのに、
数年後には興味を失ってしまったということは
珍しい話ではありません。

 

また、失敗体験が増えた時、
同じ理想を持ち続けることは容易ではありません。

学生時代に、

「プロのサッカー選手になる!!」

と思ったとしても、
失敗体験が増えれば増えるほど
その理想を持ち続けることは難しくなるでしょう。

 

著者の斉藤先生も

内なる何らかのイメージが
強く燃え上がっている時は理想に向けて歩むことができます。

しかし、
そのイメージの力が時間とともに摩耗して薄くなれば、
当然、理想を求める動機も低下してきてしまうのです。

【引用】その悩み、キリスト教が解決です 斉藤真行 著

このように述べておられます。

以上、理想には、
・実現するかどうかが分からない
・時間経過とともに摩耗する

といった性質があるので、
理想を追い続けるということは
容易ではないのです。

だからこそ、多く大人は
夢や理想を忘れて「現実」だけを生きようします。

そして、自分の子どもや若い人が夢を語った時に、

「それは無理だ!!」

と言うことで、
ドリームキラーになってしまうのです。

 

 

③正しい理想の持ち方

このように私たちは「理想」を追求しながら
生きることは難しいものですが、
どうすればこの問題を解決することができるでしょうか?

その鍵は「信仰」です。

ただし、信仰を持てば、
全ての夢や理想が叶うというものではありません。

まず、基本的に無理なのは自己中心的な理想です

 

・1日10分だけで月収100万円
・何もしなくても不労所得が入ってくる

といった自分にだけ
都合の良い理想はまず実現しません。

価値を生んだ結果として
そのような状態はあり得ますが、

「楽して稼ごう!」

といった動機だけで実現することはまず難しいでしょう。

なぜなら、それは原理原則に反するから。

「原理原則 VS 個人の欲望」

で勝つのは絶対に原理原則です。

短期的には個人の欲望が
勝つように見えることもあるかもしれませんが、
長期的には原理原則が必ず勝ちます。

では、原理原則とは何でしょうか?

それは、目には見えないが、
確かに存在しているこの世界の法則です。

具体的には、
「善」「公平」「愛」といったもの。

宗派にもよるかもしれませんが、
少なくともキリスト教における「神」は、
究極的な善なる存在であり、
公平な存在であり、愛そのものです。

このような存在がこの世界を
成り立たせているわけです。

したがって、
「善」「公平」「愛」といった
原理原則に忠実な理想であれば、
必ず実現するようにできています。

その実現がいつになるかは分かりませんが、
長期的には上手くようになっているんですね。

このように、
目に見ることはできず、
証明することもできない
事柄を信じることが「信仰」です。

 

著者の斉藤先生も

神の御心にかなっている夢や目標であるなら、
必ず実現されます。

もしそれが実現されないなら、
神は神ではなくなってしまうでしょう。

聖書が描く天国の実現にかなっている
目標や夢を描くことは決して失望に終わることがありません。

【引用】その悩み、キリスト教が解決です 斉藤真行 著

このように述べておられます。

 

このように言うと、

「それは宗教を信じている人の理想にすぎない!!」

と思われる方もいるでしょう。

それについてはお金を例に出して解説します。

よく言われていることですが、
この社会の中心とも言えるお金は
「信頼・信用」の象徴です。

必ずというわけではありませんが、
お金を多く持っている人というのは
多くの信頼・信用を勝ち得た人です。

 

繁盛するレストランというのは、

「このお店は私を幸せにしてくれる」
「このお店なら間違いない」

という「信頼」を多くの人から勝ち得ているわけです。

利他的な想いを持ち、
目の前のお客様、
ひいてはこの社会をより良くしよう!!

という人には多くの
信頼」が集まります。

信頼が集まれば、
それをお金という形にすることは
それほど難しくありません。

このように利他的な理想を設定し、
信仰によってその想いが強められれば強められるほど。
実現は加速していくでしょう。

 

なぜなら、

「与えること」に集中しやすくなり、
「信頼」を得られるからです。

 

また、理想の性質である、

・実現するかどうかが分からない
・時間経過とともに摩耗する

といった課題は、
信仰」を持つことで、
クリアすることができます。

理想を追い求める土台に
「信仰」があれば、

・理想の実現は保証されている
・理想は時間経過とともに深みを増す

といった性質に変わり、
人生全体が非常にスムーズで楽になります。

そして、
現実的な努力を積み重ねつつ、
理想を追求することができ、

「理想」と「現実」

を上手く調和させることができるようになるでしょう。

 

 

まとめ

いかがだったでしょうか?

今回は、

・私たちは「理想」と「現実」を生きていること
・理想には
「実現できるか分からない」
「理想は時間とともに摩耗して行く」
という性質がある
・そのため理想を持ち続けることは難しく、
「現実」に埋もれて衰退しやすい
・しかし「信仰」を持ち、
利他的な理想を追求するなら
この世の原理原則に合致するため必ず実現する

といったお話をさせていただきました。

夢や理想を忘れ、
現実に埋もれてしまうのではなく、
「理想」と「現実」を上手く調和させて
生きるヒントとなりましたら幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございます。

 


 

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