私には叶えたい夢があるのに
親とか周りの人が邪魔ばかりしてきます。
こういう人のことを「ドリームキラー」と呼ぶと聞きました。
対処法も含めて詳しく教えてください!
今回はこのような疑問にお答えします。
最後までお読みいただくことで、
・ドリームキラーの種類がわかる
・ドリームキラーの対処法がわかる
・自分の夢に向かって生きられるようになる
このようなメリットがあるので最後までお読みください。
目次
①ドリームキラーとは何か?意味と種類
そもそもドリームキラーというのは
読んで字のごとく「夢を殺す人」という意味です。
あなたの持っている夢を邪魔してくる人のことを
ドリームキラーというわけです。
例えばあなたが、
将来は自分なりにビジネスを立ち上げて
しっかりといい仕事をして社会に貢献していきたい。
成功したい!
と言ったとします。
このようなことを言ったときに、
「お前なんかにそんなことできるわけがない」
「お前には無理だ」
このように言って邪魔をする存在がドリームキラーです。
ドリームキラーはなぜ有害?
では、なぜドリームキラーがあなたにとって有害なのでしょうか?
それは、あなたの自信・エフィカシー(自分の能力に対する自己評価)を
下げられてしまうからです。
私たちは言葉の生き物で、
「お前なんかにそんなことができるわけがない」
「どうせ無理だよ」
このような言葉を心に入れられてしまうと
確実に影響を受けてしまうんですね。
人生のいろんなことに対して、
「自分ならできそうだ」
という感覚は非常に大切です。
なぜなら、このような感覚がなければ
挑戦することすらできなくなってしまうので、
能力を伸ばすチャンスを失ってしまうからです。
これは非常に恐ろしいこと。
チャレンジもせず失敗もしなかったら
何も経験値がたまっていかないのです。
ドラクエで例えるなら、
「自分なら魔王を倒せる!」
と最初に思うことで安全な村から出ることができるのです。
もちろん最初から魔王を倒す実力なんてありません。
そもそもなくてもいいんですね。
それよりも、まず最初の一歩を踏み出して
弱いモンスターを倒すことで少しずつレベルアップしていけばいいわけです。
これがもし、
「俺は魔王を倒しに行く!!」
「お前には無理だ」
「現実を見ろ現実を!」
「お前になんかどうせできるわけがない!」
このように言われてしまったら
自信(エフィカシー)を失ってしまいます。
そして安全な村から出ることなく、
「どうせ無理」
と思い、村という安全な空間で一生を過ごすことになるわけです。
ゲームとして何も面白くないですよね。
そして、夢の実現はもちろん
成長することすらできなくなってしまうのです。
ドリームキラーが有害なのはこのような理由があるからです。
これについて詳しく解説をします。
悪意のドリームキラー
一つ目は悪意のドリームキラー。
世の中には他人を支配したり
攻撃しないと自分を保てないと人がいます。
「お前なんかにできるわけがない」
「お前なんかが生意気だ」
毅然とした態度で
「今後一切関わるな」
というのもいいですし、
自然消滅させるか連絡先などをブロックしてしまうことも有効です。
とにかく悪意のドリームキラーは
あなたにとって邪魔でしかないので絶対に関わらないようにしましょう。
善意のドリームキラー
ドリームキラーは悪意のある人だけではなく、
実は善意からドリームキラーになってしまう場合もあります。
あなたのことを大切に思っていて、
心配する気持ちからあなたに夢を追わせないようにしてくるタイプです。
「もう少しよく考えた方がいいんじゃない」
「それは現実的に難しいかもしれないね」
「もっと別の道の方がいいよ」
このように優しく言ってくるタイプです。
善意のドリームキラーは、
「親、兄弟、恋人、夫婦、友達、先生」
などあなたにとって大切な人がなります。
悪意のドリームキラーは
すぐに切ってしまえば問題ありませんが、
善意のドリームキラーも切ってしまえばいいとは
単純には言えないので難しい問題です。
確かに、あなたがもし
全員のドリームキラーとの関係を容赦なく切っていったら、
もしかしたらあなたは夢や目標を実現できるかもしれません。
なので、関係を切るというよりは、
「距離を調整する」
といった発想にしていただくとバランスが取れるかと思います。
課題の分離ができていない
ここまで、
「悪意のドリームキラー」
「善意のドリームキラー」
について解説をさせていただきました。
実はこれら2つのドリームキラーには共通点があります。
「課題の分離」というのはアドラー心理学の用語で、
「自分は自分。他人は他人。」
「自分の課題に集中し、他人の課題に割り込まない」
「他人に自分の課題に割り込ませない」
このような自由と自己責任マインドがしっかりとある状態が
課題の分離ができている状態です。
課題の分離ができていないと、
「他人に自分の人生を決めてもらう」
「他人に口を出し、自分のやるべきことに集中していない」
「自分で決めるのではなく他人に依存する」
このような状態になってしまいます。
何が自分の課題で何が他人の課題なのかをはっきりさせて、
他人に踏み込まれないようにお気を付けください。
②真のドリームキラーとは
ここまでドリームキラーの種類について解説をしていきましたが、
実はまだお伝えしていない真のドリームキラーというものが存在します。
それは・・・・
「自分自身」
なんですね。
え!?どういうことですか?
私は自分の夢を叶えたいのに
ドリームキラーが自分だなんて意味がわかりません。
このように思われたかもしれません。
しかし、最終的には真のドリームキラーは自分自身なのです。
なぜなら、私たちの中には二人の自分がいるから。
それは・・・
「変わりたい自分」
「変わりたくない自分」
この二人です。
変わりたい自分は進化成長欲求に燃えている自分です。
それに対し変わりたくない自分は、現状維持に縛られている自分です。
私たちは何かチャレンジしようと思っても
「また今度にしよう」
「またいつかやろう」
と先送りしたりする生き物なんですね。
「またタイミング合えば転職しよう」
「いつか起業しよう」
「いつかプロポーズしよう」
と先延ばしにして結局は何もしないということがあります。
ドラクエで例えるなら、
「明日から魔王を倒しに行くぞ」
「しっかり準備ができたら出発するぞ」
このように言って、何も行動せず、
ぬくぬくと村で平和に暮らす勇者のようなことをしてしまうんですね。
このようなことが起きてしまうのは、
私たちが持つ現状維持への欲求が非常に強いからです。
・恥をかくこと
・ストレス
こういったことを避けたいわけです。
このような性質のことを
ホメオスタシスと言ったりしますが、
とにかく私たちは
「変わりたくない」
で言ったら、
「変わりたくない」
という気持ちの方が圧倒的に強いんですね。
で言ったら、
「現状維持」
の方が強いのです。
なので、
悪意のドリームキラー
について解説をさせていただきましたが、
最終的には自分との戦いです。
③ドリームキラーを考える上での注意点
一点、気をつけていただきたいことがあります。
それは、
ということです。
助言やアドバイスをされた瞬間に、
お前はドリームキラーだ!!
邪魔をするな!!
というのは違うということ。
=ドリームキラー
ではないのです。
善意のドリームキラーであれ
悪意のドリームキラーであれ、
ドリームキラーというのは
あなたの自由を尊重しない人のことを言います。
なので、
・夢が実現できない可能性
・夢が実現できなかった時の生き方
・夢を実現するまでの苦労
などについて言ったからといって、
その人が必ずしもドリームキラーであるとは限りません。
ドリームキラーは、あなたの意思決定に割り込み、
あなたの代わりに人生を決めようとする人です。
繰り返しになりますが、
あなたの夢に関してネガティブなことを
言ったとしても必ずしもドリームキラーではありません。
冷静にしっかりとあなたの話に耳を傾け、
ポジティブな面もネガティブな面も両方ともを考慮した上で
「自由にしていいんだよ」
と言ってくれる人はドリームキラーではありません。
あなたが夢を語った時に、
他の人に止められるということは
それなりに難しい目標だからです。
にも関わらずネガティブを一切排除し、
ポジティブだけに偏るのは絶対によくありません。
忠告や助言をしてくれる人は、
夢を追って失敗した時に、
本当にあなたに後悔がないかを確認しようとしてくれます。
夢を追うことはそれなりの覚悟が必要です。
例えば、
仮になれたとしたら、インフレが起きているに過ぎないわけです。
なので、ちょっとでも気に入らないことを言われた瞬間に、
「お前はドリームキラーだ!」
「邪魔をするな!!」
いうのは絶対に違いますのでそこだけご注意ください。
まとめ
いかがだったでしょうか?
・善意と悪意のドリームキラーの両方がいること
・本当のドリームキラーは自分自身であること
・建設的な批判や助言をしてくれる人が必ずしもドリームキラーではないということ
このようなことを学んでいただきました。
おそらくドリームキラーはあなたの周りに多いはず。
なぜなら、多くの人は大きな夢や目標に向かって
チャレンジしているというよりは、
なんとなく惰性で生きていることの方が多いからです。
この文章をお読みのあなたはおそらく少数派だと思います。
どうか、ドリームキラーに惑わされるのではなく、
あなたがあなたらしく人生を創ることができますようにとお祈りしています。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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