6.エゴについて

6 エゴについて

 

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【大切なお知らせ】
これまで1週間単位で講義を行いましたが
「6.エゴについて」のみ
2週間の期間を設けます。

第7講義のスタートは
このメール配信日の2週間後となりますので
よろしくお願い致します。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

 

これまで5回の講義で
感謝や縁起、中心軸、マインドフルネスなど
様々なことをお伝えさせて頂きましたが、

全ての目的は、

エゴ(自我)からの解放 です。

エゴとは後天的に作られた
幻のようなもので、
個人・地域・国家など
あらゆるレベルでの根本な問題です。

人類はこれまで
このエゴに苦しんでいると
言っても過言ではありません。

エゴが強くなればなるほど苦しみは増します。
たとえ、家や財産、食べるもの、飲むもの、
人から羨ましがられるほどの地位や職業、美貌・・・

などを持っていたとしても、
苦しみからは解放されません。

逆にエゴさえ手放すことができれば、
社会的にものすごく大きな成功をしなかったとしても
心に穏やかさと平安がもたらされます。

 

これまで、5回のコーチングは全てこの

「エゴ(自我)からの解放」

を目標にしてきましたが、
今回はその総集編という形となり、
新たなワークもご紹介させて頂きます。

 

今回は大きく分けて、

1、エゴとは何か?7つの特徴
2、新しいワーク
3、課題

この3つでお伝えさせて頂きます。

 

 

 

【エゴとは何か?7つの特徴】

まずエゴの特徴を7つに分解してみていきましょう。

1. 自己中心性
2. 不足感
3. 過剰な同一化
4. ジャッジ
5. 過去と未来の妄想に生きる
6. 孤独、分離、無明
7. 共通点より相違点への過剰集中

様々な分類はあるかと思いますが、
今回はこれらの7つの要素の
集合体をエゴ(自我)とします。

エゴが強い人とは
これら7つの性質を強く持っている人のことです。

逆にエゴの弱い人というのは、
これら7つの要素をそれほど持っていない、
もしくは反対側の性質を多く持っているということになります

また、エゴから完全に解放されている人は
おそらくこの世に存在しません。

ですので、完全0にするという発想ではなく、
毎日の習慣で一生をかけて薄めていくことが何よりも大切です。

 

 

それでは、以下に一つずつ解説させて頂います。

 

【1.自己中心性】

自己中心性はエゴの本質を最も的確に表しています。
人類の歴史は争いや戦争の繰り返しです。

私が、私が、私が」という自己中心性によって、
盗みや暴力、時には人殺しさえ肯定されてしまいます。

この性質さえさなければ、
私たちは幸せに、穏やかに、豊かに、
争いや口論を一切することなく、
平和に生きていくことができます。

この「自己中心性」は
キリスト教では「罪の性質」の
中核的なものとされ、

仏教でも「我」という
概念を説明する際に使われます。
日常生活でも「我が強い」などと表現されますが、
それをほぼ同じ意味と捉えて頂いて構いません。

 

私たちは基本、頭の中は、

「私が何を食べようか?」
「私が何を着ようか?」
「私がどこへ行こうか?」
「私が楽しめるものはどこかにないか?」
「私にとってお得な情報はないか?」

と、ひたすら「私・私・私」と、
私を満たすことことばかり考えています。

もちろん、
「自分を大切にすること」
「自分の欲を満たすこと」も大切です。

健康的な自己愛は大切です。

自分自身のニーズを大切にし
適切に満たしていくことは、
私たちが幸福な人生を歩む上で必須です。

しかし、それが暴走し、
過剰になればなるほど
人生は上手く行かなくなります。

いつも何かを求め、欲望が大きくなり、
慢性的なストレスを抱えることになります。
対人関係も上手くいかなくなることでしょう。

おそらく、もしこの自己中心性がなければ、
人類に戦争やその他一切の争いもなかったでしょう。

ありとあらゆる人間関係は上手くいき、
愛と思いやりに満たされた世界となっていたかもしれません。

社会主義が良いとか、資本主義が良いとか、
色々なことが言われていますが、
もしこの自己中心性さえなければ、
たとえどのような社会システムだったとしても
上手く機能することでしょう。

 

【2.不足感】

不足感。これは
「足りない・足りない・足りない」
という感覚です。

物事の否定的側面ばかりを
見つける癖を身につけてしまったら、
どのような状況にあったとしても
飽き足りることはありません。

不足が強い人にとって、
不足は絶対的な現実のように映りますが、
これはあくまで「解釈」の問題です。

不足という世界が絶対的にあるのではなく、
その人が脳内で作り出した主観的なものであり、
いわば妄想のようなものです。

また、不足感を満たそうと何かを得ようとしても、
やがてはそれを失う恐怖感に苛まれます。
したがって不足感の強い人は、

抑うつや焦り・イライラを感じやすく、
つかの間の安心を得たと思ったら、
今度はそれを失う恐怖に苛まれ、
思考が正常に働かなくなり、
本当に手放さなければならなくなる・・・

そして、もう一度手に入れようと頑張り、
手に入れても今度はそれを失う恐怖を感じる・・・

再び、実際に手放さなければならなくなる

といったことを繰り返すでしょう。

これを解決する手段は
第一回目からお伝えさせて頂いたように
感謝の習慣」が答えとなります。

自分自身に対しても、
身の回りにあるものに対しても

「ある」
「満たされている」
「恵まれている」
「ありがたい」

このような側面をしっかりと
味わう能力を磨くことが
幸せな人生を歩む上で何よりも大切です。

・テレビがあってありがたいな〜
・冷蔵庫があってありがたいな〜
・日々食べるものがあってありがたいな〜
・パートナーがいてくれてありがたいなぁ〜
・お金があってありがたいなぁ〜
・インターネットがあってありがたいなぁ〜
・パソコンがあってありがたいなぁ〜
・着るものがあってありがたいなぁ〜
・住む家があってありがたいよなぁ〜
・本があってありがたいよなぁ〜
・健康が与えられてありがたいよなぁ〜
・手や足、心臓、脳があってありがたいよなぁ〜

などなど、探せば探すだけ出てきます。

「今あるもの」

にしっかりと目を向ける
脳の神経回路さえあれば
私たちは幸せに生きることができますので
ぜひ何度も何度も繰り返して下さいね。

 

【3.過剰な同一化】

これは少しわかりにくいかと思います。

まず前提として、
エゴは何かと一体化し、
自分の存在意義を確認しようとする性質があります。

その対象は無限にありますが、大きく3つに分けると、

DO(行い)
HAVE(所有物)
ROLE(役割)

この3つです。

「自分のしていること、財産、名誉、地位、肩書き、仕事、父、母」

など、ありとあらゆるものがあり、
これらを「拡大・発展・維持」させることで
私たちは存在意義を強めようとします。

では、いったいこれの何が問題なのでしょうか?

まず、一つ目は、
そもそも本質からずれていることです。

私たちという存在は存在であって、
それ以上でもそれ以下でもありません。

BE(存在)が先にあって、
「DO(行い)、HAVE(所有物)、 ROLE(役割)」がある

というのが本来の姿のはずですが、
過剰に同一化している状態では、
BE(存在)がDO, HAVE, ROLEに飲み込まれてしまっているのです。

本来、私たちの存在は生まれてから死ぬまで、
その存在価値は一定のはずです。

しかしBEが呑み込まれてしまっていると・・・

・良い行いができたときは、
自分の存在価値が高まったかのように感じ、
できないときは自分の存在価値そのものが
失われていく感覚に苛まれ、自己嫌悪や自己非難を始める。

・多くのものを所有している時は心が安定し、
失いそうになると過剰なまでに冷静ではいられなくなる。

・仕事が上手くいっていると
自分の存在価値が高まったように感じ、
失敗するとそれが失われる。
ストレスからうつやアルコール中毒を引き起こすこともあるでしょう。

・預金残高にお金が増えれば増えるほど心は安定するが、
少なくなると心は不安定に。失う恐怖に苛まれ、
多くの富を持っていたとしても自殺にまで追いやられることも。

・健康や美貌があるときは自分に存在意義を感じ、
加齢とともに失われると、自分の価値が下落していくように感じる。

・父さん、母さんというエゴを維持するために、
「子離れできない親」になってしまう。
子どもの自立を邪魔することで、
場合によっては、子どもに精神的な問題を生じさせる。

ほんの一例ですが、
過剰な同一化をしてしまっていると、
このような精神状態に陥ります。

これはキリスト教では偶像崇拝と呼ばれる状態で、
DO(行い)、HAVE(所有物)、ROLE(役割)を
人生の「究極的なもの」として心の土台に据えると、
最終的には悲劇に向かいます。

なぜなら、この世のものは全て
やがては手放さなければならない日が来るからです。

行いも、家、車、財産、仕事、健康、美貌、家族、、、

などはやがては朽ち果てるものです。
死ぬの瞬間はこれらを持っていくことはできません。

 

また、これらのものを心の土台に据えると、

・劣等感や優越感
・上か下か
・勝ちか負けか
・支配か被支配

といった感覚が強くなるでしょう。

自分より多くのものを持っていたり、
活躍していたり、
重要な役割を担っている人に対して、
嫉妬したり、劣等感を感じたり、
見下したり、見上げたりと、
心の平安は得られにくくなります。

なので、できるだけ、
DO、HAVE、ROLEを
心の支えにしないほうが懸命です。

その代わりに、
永続する何者か・超越した何者かを
心の土台にすることを強くお勧めします。

例えば、

魂、神、宇宙、縁起、観察する意識

といったものです。

これらは自分の肉体的な
死が訪れても存在するので手放しようがありません。

また、誰かとの比較もなければ、
大きくなったり小さくなることもなく、
常に一定であり、無限・永遠です。

このようなものを心の土台にしていけばいくほど、
劣等感や優越感からも解放されていくでしょう。

ただし、同一化は絶対にしてはならないというわけではなく、
過剰になりすぎると問題が起きるというだけです。

DO, HAVE, ROLEを究極的なものにさえしなければ、
大切にしたり、拡大・発展・維持することに全く問題はありません。

 

例えば、

・健康を大切にすること
・能力を高めること
・お金を大切にすること
・仕事を一生懸命に頑張ること
・新しいものを手に入れたいと思うこと
・他人から褒められることに喜びを感じること
・父、母としての役割を大切にすること

このようなことはむしろ大切にした方がいいのですが、
それを「究極的」なものにするのは危険です。

ぜひ、

BEを心の最大の支えにし、
その上にDO(行い)、HAVE(所有物)、ROLE(役割)を
乘せるようなイメージでいて下さいね。

 

【4.ジャッジ】

ジャッジ・・・自分自身や他者を裁くことは、
思い込み(固定観念)があることで生まれます。

「〇〇は絶対に正しい」
「〇〇でなければならない」

といった思い込みが
その人自身も周囲にいる人も苦しませます。

これが強くなればなるほど、
差別や偏見といったことにも繋がるでしょう。

「出来事 → 解釈(思考) → 良い・悪い」

とあったとき、
出来事そのものは中立ですが
解釈(思考)が出来事を歪めます。

また、解釈(思考)の背後にあるものは
「思い込み(認知の歪み)」です。

 

この思い込みを手放す方法は・・・

・簡易版認知行動療法
・中心軸エクササイズ

をご紹介させて頂きました。

 

また、今この瞬間を味わい

「観察する自分」

として生きることで、
思考から距離を取ることができ
思い込みを手放すことにも繋がります。

 

【5.過去と未来の妄想に生きる】

こちらも過去の講義で取り扱いましたが、
私たちの苦しみや悩みは結局のところ

「今」を生きていない

ことから始まります。

過去や未来が存在できるのは
思考の世界だけです。

もちろん時には振り返ったり、
将来のことを計画すること、
想いを馳せることも大切ではあります。

しかし、思考の世界(過去と未来の妄想の世界)に
どっぷりはまってしまえばしまうほど、
本当の人生を生きていないことになります。

なぜなら、本当の人生とは
一瞬一瞬だけだからです。
その時その瞬間だけが私たちの人生です。

思考が作り出した
過去や未来という妄想の世界を少なくし、

「今この瞬間」

という本当の世界を生きることができれば
悩みや苦しみはどんどん少なくなるでしょう。

これは言い換えれば、

「思考する自分」→「観察する自分」

へとアイデンティティを移行させる作業です。

私たちには、
「自分で自分を観察する」
という能力が与えられています。

「観察する自分」が
「思考する自分」を見ることができます。

そうすることで
思考の暴走を抑えることができ、
穏やかな状態を作り出すことができます。

非常に奥が深く、
一生かけて取り組むに値するものですので、
瞑想・運動・ヨガなどを通して、

「強すぎる思考→今この瞬間の身体感覚」

にシフトなさっていって下さいね。

 

【6.孤独、分離、無明】

「孤独、分離、無明」は
縁起」を体感していない状態です。

縁起の回でもお伝えしたように
私たちは関係性によって成り立っています。

普段私たちが使っているものや
利用しているサービスなどは全て、

「どこかで誰かが頑張ってくれているから」

享受することができています。

1つのものを見る時
その繋がりに想いを馳せて見て下さい。

例えば、一本のペン。

ペン
→売ってくれたお店
→ そこで働く従業員さん
→ お店のオーナー
→ ペンを運んでくれたトラックの運転手さん
→ ペンを作った工場
→そこで働く方々
→ 工場を作った人
→ ペン(プラスチック、インク)の原料になるもの
→ それを運んでくれた人
→ 地球の資源
→ 地球を成り立たせてくれている宇宙
→ 宇宙を存在させてくれた何者か?(神?)

このように一本のペンから無数に広がっていきます。

また、あなた自身も1人で
単独で存在しているのではなく、
ありとあらゆるものや
人との関係性によって成り立っています。

つまり、

「あなたはあなたでないものによってあなたである」

ということです。

一番分かりやすいのは、
精子と卵子。

あなたは精子と卵子という

「あなたではないもの」

が細胞分裂を繰り返したことによって生まれ、
今この文章を読んでいます。

また、単純に十世代さかのぼるだけでも

1024人

という男女の奇跡的な出会いがあって
今のあなたが生まれています。

つまり、あなたは孤独でもなければ、
他者と分離しているのでもないということです。

縁起・・・すなわち・・・

「関係性によって成り立っている」

これが真理で、
それが見えなくなっている状態が
「無明」です。

私たちには自己中心性があるがゆえに
つい縁起を忘れて「無明」に陥りがちです。

ぜひ、日々「縁起」を思い出すことで
孤独感・分離感・無明を少なくすることができますように。

 

【7.共通点よりも相違点に注目】

言語の性質により、
私たちは体験を細かく
分けて、分けて、分けて、分けて、分けようとします。

「分かった」というのは、
実は何も分かっておらず、
ただ細かく分類しているにすぎません。

味噌汁の味を理解するには、
その時のその瞬間の、言語化される前の
「味の感覚」を体験する以外にありません。

言語にした瞬間、情報量は劇的に下がります。

「しょっぱい、塩辛い、暖かい、落ち着く香り・・・」
といったところで、味噌汁の味は何も分かりません。

また、言語を使って理解しようとすればするほど、
必ず多くの違いを作り出すことになります。

例えば、
「人間」という概念を理解するのに、
アジア人、オセアニアの人々、
西洋人、などと細く分類します。

そしてその後さらに、

日本人、中国人、韓国人、
ソロモン諸島人、オーストラリア人、
アメリカ人、イギリス人・・・・

などと細かく分類していきます。

 

そして日本人の中でも、

・収入
・学歴
・結婚しているかしてないか
・パートナーがいるかいないか
・考え方の違い
・宗教
・年齢
・正社員と非正規社員

細かく分類すればするほど違いを生みます。

「正社員と非正規社員は違う」
「高収入と低収入だから違う」
「宗教が違う」

などという認識が強くなり、

「違う」ということで
人を区別・差別したり、

時には相手を攻撃することすらも
正当化してしまうのが私たち人間です。

細かく分類すれば、
収入、学歴、考え方、
日本人、アメリカ人、ベトナム人は違いますが、
広く高い抽象度でみれば同じ「人間」であり、
ホモサピエンスであり、生物であり、存在です。

思考すればするほど、
全てを言語化しようとすればするほど、
その人の中で「違い」が目立つようになります。

もちろん私たちは思考や言語の恩恵も受けていますし、
「違い」を明確にすることも社会生活上必要です。

しかしそれが過剰になればなるほど、
私たちは他者と心を通わせられなくなるので注意が必要です。

 

そうならないようにするためにも、

この人は、心と体を持っています。わたしと同じです。

気持ちや感情、考えもあります。わたしと同じです。

悲しんだり、がっかりしたり、怒ったり、混乱したりすることがあります。わたしと同じです。

人生で肉体的、心理的な苦しみを経験しています。わたしと同じです。

人生で喜び、幸せ、愛を経験しています。わたしと同じです。

この人は、幸せになりたいと思っています。わたしと同じです。

この人が幸せでありますように

この慈悲の瞑想を繰り返すことで
同じ」という認識を強めていってくださいね。

 

 

以上が解説となります。

1. 自己中心性
2. 不足感
3. 過剰な同一化
4. ジャッジ
5. 過去と未来の妄想に生きる
6. 孤独、分離、無明
7. 共通点より相違点への過剰集中

上記7つがエゴの特徴ということになりますが、
これらの特徴を減らすことができれば
私たちは幸せに生きることができます。

また、エゴが少なければ少ないほど
自然と社会的にも成功しやすくなります。

エゴが少なく、
純粋に相手のことを思っている人であればあるほど、
その「想い」は理屈を超えて相手に伝わり
どの分野であっても成功しやすくなるでしょう。

もしかしたらエゴが強い人の方が
短期的には成功することがあるかもしれませんが、
そういう人は幸せになることはできませんし、
どこかで破綻する日が来るので
持続的に進化・成長・発展し続けることはできません。

 

また、本コーチングプログラムの7回目以降は
成長・成功・経済的な豊かさ」に
焦点を当てていきますが、

最も大切なことは
1〜6回目で扱った

「エゴを少なくすること」

です。

過去のワーク、今回ご紹介するワークを通して、
あなたがエゴ(自我)から少しでも解放され、

本当の意味での幸福や穏やかさ豊かさとともに
人生を歩むことができ、
それが他の人にもどんどん広がっていきますように。

 

 

【新しいワーク】

さて、ここからは今回ご紹介する新しいワークのご紹介です。

今回は、

「慈悲の瞑想」

を紹介させて頂きます。

前回も慈悲の瞑想をご紹介しましたが、
今回はそれとは違うバージョンで
伝統的な文章を少し加筆修正しました。

 

私は幸せでありますように
私の悩み苦しみが無くなりますように
私の願いことが叶えられますように
私に神様の愛と光と平安が現れますように
私は幸せでありますように
私は幸せでありますように
私は幸せでありますように

私の親しい人々が幸せでありますように
私の親しい人々の悩み苦しみが無くなりますように
私の親しい人々の願い事が叶えられますように
私の親しい人々にも神様の愛と光と平安が現れますように
私の親しい人々が幸せでありますように
私の親しい人々が幸せでありますように
私の親しい人々が幸せでありますように

生きとし生けるものが幸せでありますように
生きとし生けるものの悩み苦しみが無くなりますように
生きとし生けるものの願い事が叶えられますように
生きとし生けるものにも神様の愛と光と平安が現れますように
生きとし生けるものが幸せでありますように
生きとし生けるものが幸せでありますように
生きとし生けるものが幸せでありますように

私の嫌いな人々も幸せでありますように
私の嫌いな人々の悩み苦しみが無くなりますように
私の嫌いな人々の願い事が叶えられますように
私の嫌いな人々にも神様の愛と光と平安が現れますように

私を嫌っている人々も幸せでありますように
私を嫌っている人々の悩み苦しみが無くなりますように
私を嫌っている人々の願い事が叶えられますように
私を嫌っている人々にも神様の愛と光と平安が現れますように

生きとし生けるものが幸せでありますように
生きとし生けるものが幸せでありますように
生きとし生けるものが幸せでありますように

この慈悲の瞑想は、
まずは自分の幸せを祈ることで
健康的な自己愛を育むと同時に、

エゴの中核的な特徴である
自己中心性」を手放すことができます。

繰り返しになりますが、
私たちの頭の中は基本的に
私、私、私」と
自分の事ばかり考えて過ごしています。

自己中心性が強い人ほど、
怒りや不満といったネガティブな
感情を抱きやすくなります。

なぜなら、
このようなネガティブな感情は

「期待や願望が裏切られた時」

に生じるからです。

「私、私、私」と自分の事ばかり
考えている時間が長くなればなるほど、
周囲のものに対する期待や願望が強くなります。

「もっと○○して欲しい」
「あの人は○○すべき」

といった感覚が強くなればなるほど、
それが満たされない時、
不快な感情が強くなります。

他者への期待が強いので
「裏切られた!」という体験も多くなるでしょう。

 

また、

「他人の目が気になり、他人の事ばかり考えてしまう」

という事で苦しまれている方も多いかと思いますが、
実は他人のことを純粋に考えているというよりは、

「他人が[自分のこと]をどう思っていて、[自分が]どう見られているか?」

ということが気になっているので、
基本的には自分に焦点が当たっています

結局のところ私たちは、
自分自身に執着し、
自我に囚われる時に
嫌な感情を生んでしまう生き物なのです。

「私、私、私」という
私物語を弱めない限り、
一生平安を感じることのない人生となるでしょう。

今回ご紹介する「慈悲の瞑想」を通して
純粋に相手を想うことは、
良い意味で自分(自我)を手放すことになります。

なので、できるだけ、
具体的なイメージを持ちながら行ってください。

例えば、
「私の親しい人々が・・・」

というときは、
あなたの親しい人を思い出して
その人に語りかけるように
できる限り心を込めてお祈り下さい。

ただし、毎回、
心がこもっていなくても大丈夫です。

私たちはどこまでいっても
不完全な存在なので、
毎回100%相手のことを想って
祈ることは簡単ではありません。

ですから、感情が伴わない日があったとしても
ご自身を責めないようにお気をつけ下さいね。

 

 

【慈悲の瞑想 科学的根拠】

科学的根拠があった方が
モチベーションに繋がるかと思いますので、
いくつかご紹介させて頂きます。

以下は全て、

「マインドフルネス -基礎と実践-」貝谷久宣・熊野宏昭・越川房子著、日本評論社、2016年

より引用します。

 

慈悲の瞑想を7週間行うと、肯定的感情、
社会的つながりの感覚が高まり、
自尊心や主観的幸福感が高まる。

さらに、同じ研究で頻繁に
他者とのつながりを経験した人ほど、
迷走神経の緊張の上昇度も
高いことが明らかにされている。

迷走神経は、思いやりの神経とも呼ばれ、
誰かの良心を感じたときや、
感動した時に緊張が高まり、

主観的には胸が
温かく広がっていくような感覚を生じさせ、
恐怖や不安を低減させる働きがある。

したがって、慈悲の瞑想の効果は
脳神経レベルでの裏付けがあるといえる。

 

慈悲の瞑想のみを実施した
治療効果については、

統合失調症、心的外傷後ストレス障害、
うつ病について報告されている。

 

ジョンソンらは、
6週間の慈悲の瞑想を
統合失調症の外来患者に適用し、

肯定的感情とコントロール感、
主観的幸福感が増大し、
統合失調症の症状が改善することを示している。

いずれ指標も効果量が0.80以上あり、
統制条件はないものの、
慈悲の瞑想に大きな効果があることを示している。

 

カーニィは、
PTSDの診断基準を満たす
退役軍人を対象に12週の慈悲の瞑想を実施し、

セルフコンパッション、
マインドフルネスが向上し、
PTSD 症状が大きく改善したことを報告している。

 

ホフマンらは、
カーニィとほぼ同様のプロトコルを
アメリカとドイツの持続性抑うつ障害患者に適用した。

(中略)

12週のプログラムの結果、
喜びや愛を含む肯定的感情が増大し、
否定的感情が大きく減少した。

とくに反すうについては、
認知的介入を行わなかったが大きく減少し、
それに伴う形でうつ症状も大幅に減じられた。

ドイツでは9週のプログラムが実施されたが、
アメリカと同様に肯定的感情を増大させ、
否定的感情とうつ症状を減少させた

 

他者の幸せを願う」というと
なんだか恥ずかしくなったり、

自分が偽善者のように
感じられる方もいるかも知れませんが、
科学的な調査でも
その効果・効能は認められています。

ぜひ、できるだけ心を込めて
慈悲の瞑想を実践なさって下さいね。

 

 

【まとめ】

以上、今回の内容をまとめます。
絶対的な平安を得る方法は「エゴ(自我)を手放すこと」です。エゴの特徴は、

1. 自己中心性
2. 不足感
3. 過剰な同一化
4. ジャッジ
5. 過去と未来の妄想に生きる
6. 孤独、分離、無明
7. 共通点より相違点への過剰集中

今回は、この7つの特徴の集合体が
エゴであるという前提で進めていきました。

これら一つ一つの要素が
強くなればなるほど苦しみが増え、
人生に平安や喜びを得ることが難しくなります。

これを生涯をかけて薄くし続けることは
本当に、本当に、本当に、本当に、
大切なことなのです。

もちろん、
「健康、お金、家族、仕事、地位、美貌」

といったこの世のものの大切ではありますが、
優先順位で言えば

「エゴから解放されること」

が何よりも大切です。

なぜなら私たちの究極的な目的は
本当の意味での幸せであり、
心の平安・穏やかさ・豊かさだからです。

「健康、お金、家族、仕事、地位、美貌」
を手に入れたとしても、
エゴが強ければ幸せや平安・穏やかさ・豊かさは
絶対に手に入りません。

あったとしても本当につかの間のもので、
どこまでも人生は苦しいものとなるでしょう。

また、エゴから解放されていればいるほど
あなたは、豊かに、幸せに、平安とともに、
社会的にも「成功」できる確率が高まります。

・会社の経営者
・政治家として
・サラリーマン
・自営業者
・投資家
・お父さん、お母さんとして
・よき市民として

規模や役割や立場は
いろいろとあるかと思いますが、
エゴが薄くなっていればいるほど
どの分野であったとしても良い結果を生みます。

ぜひ、
「幸福・成長・成功・経済的な豊かさ」

全てを実現させるためにも

人生の優先順位を、

1、エゴから解放されること
2、この世のものも大切にする

になさって下さいね。

 

 

【課題】

【課題その1】

慈悲の瞑想を毎日1回以上唱える(できるだけ心を込めて)

 

【課題その2】

1~5講義の課題を継続する

 

【課題その3】

講義や毎日のメール、課題に取り組んだ感想などを、
《2週間後》の第7講義の前までにメールにてご提出下さい。

「件名:第6講義の課題提出 名前」
件名は上記のようにし、宛先は、

tamakikoji1@gmail.com

までお願いします。

長さやフォーマットなどの指定はありません。
あなたの好きなように今回の講義で感じたこと、
学んだことなどをアウトプットして頂ければと思います。

 

なお、冒頭でもお伝えさせて頂きましたが、

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
【大切なお知らせ】
これまで1週間単位で講義を行いましたが
「6.エゴについて」のみ
2週間の期間を設けます。

第7講義のスタートは
このメール配信日の2週間後となりますので
よろしくお願い致します。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

 

今回は前半6回分
「幸せの心 」編の総まとめとなります。

2週間かけて、エゴについて吟味なさって下さい。

最後までお読み頂きありがとうございました。

コーチ 玉木康司

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