今回は2012年に
アメリカのミシガン大学が
実験で効果を明らかにした
ストレス解消テクニックをご紹介します。
やり方は簡単で、
ネガティブ感情を、
「悲しみ、不安、怒り、イライラ、恥、嫌悪、罪悪感」
この 7つの言葉に
分類して生活するというものです。
「こんなことでストレスが減るの?」
と思われた方もいるかもしれません。
しかし、
研究チームが被験者に
「一定の期間だけ
自分の感情の動きを記録してください」
と指示。
その上でストレスに強い人は
ネガティブな感情を
どのように処理しているのかを調べたところ、
・ストレスに弱い人ほど
自分のネガティブな感情を
区別するのが苦手だった
・ストレスに強い人は
自分のネガティブな感情を
区別するのが得意だった
という結果になったとのこと。
ストレスに弱い人はネガティブ感情がある時に、
「 何だか嫌な感じだなあ」
といったように、
自分の感情を大雑把に捉える傾向があります。
それに対してストレスに強い人は、
「 今自分は不安を感じている」
「 今自分は罪悪感を感じている」
「 今自分は怒りを感じている」
などと 具体的に言葉で表現することが
上手だったということがわかっているのです。
感情を言葉にするという作業は
健康なメンタルを保つ上で
非常に大切となりますので、
「悲しみ、不安、怒り、イライラ、恥、嫌悪、罪悪感」
といった今回紹介した
7つの言葉(かそれ以上の言葉)を使って
細かく表現するようにしてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございます。
【参考文献】
Demiralp, E., Thompson, R. J., Mata, J., Jaeggi, S. M., Buschkuehl, M., Barrett, L. F., Ellsworth, P. C., Demiralp, M., Hernandez-Garcia, L., Deldin, P. J., Gotlib, I. H., & Jonides, J. (2013). Feeling blue or turquoise? Emotional differentiation in major depressive disorder. Emotion
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