人間関係がしんどいです。
どうすれば人間関係の悩みを無くせますか?
こんにちは、玉木です。
昨日で
「嫌われる勇気/アドラー心理学」
の解説を一通りしましたが、
復習もかねて人間関係について
アドラー心理学的な視点で
あらためて解説したいと思います。
幸福度の調査でも、
人間関係が良いかどうかが
私たちの幸福に
最も影響を与えるということが
分かっています。
また、今回取り上げる
アドラー心理学でも、
「全ての悩みは対人関係」
と言い切っています。
それくらい人間関係は
私たちにとって大切なんですよね。
そこで今回は、
びっくりするくらい
人生がすっきりシンプルになりますので
ぜひ最後までお読みください!
目次
人間関係の悩みが多い人の特徴
まず、どんな人が
人間関係で悩みを
抱えてしまうのでしょうか?
実は、悩みの多い人ほど、
他人の問題を抱えてしまいやすい
傾向があります。
もちろん、
このような能力は大切ですし
貴重な才能ですが、
相手の問題を自分が抱えてしまうと
人生はしんどくなります。
例えば、相手が怒っていたとしたら、
「自分が相手を怒らせたんだ。
自分が悪いんだ」
「自分が相手の怒りを
鎮めなければならない」
悲しんでいる人がいたら、
「自分が相手を悲しませたんだ。
自分が悪い」
「自分が相手の悲しみを
とってあげないといけない」
などといった思考がわきます。
職場で上司が怒ったり、
機嫌が悪くなっても、
「これは自分が悪いんだ」
「自分が怒らせたんだ。
自分が嫌われるようなことをしたからだ」
などと、ビクビクしてしまいます。
人は感情を捏造する
というのは、
正しい場合もあるのですが、
もしかしたら、
かもしれません。
また、その相手は、
のかもしれません。
実は相手には隠れた目的があって、
その目的を達成したいがために
ちょっとしたきっかけを使って
あなたを利用している場合もあります。
先ほどの、
職場で上司が怒ったり
不機嫌になる場合は、
「怒りを発散したい」
という上司の目的があったからかもしれません。
ないですよね。
ただ単に、
怒りをぶつけやすい相手に
ぶつけていたにすぎないということは
よくある話しです。
悲しみも同じです。
私たちの文化には、
という感覚がありますので、
弱さや悲しみは一つの力です。
悲しみを使えば
相手をコントロールすることも
できてしまうのです。
もちろんこれは
ケースバイケースです。
しかし、
そういった極端な場合でなければ
相手が
・怒りを発散したい
・あなたをコントロールしたい
といった、
「隠れた目的」を
達成しようとしている
ことはよくあります。
課題の分離が答え
それは、
自分の課題と相手の
課題を切り分けて、
自分の課題だけに集中すること
これだけです。
自分の責任と
相手の責任をしっかりと
区別するということです。
・何を言うかはあなたの課題
・「怒り」という反応を
選択するのは相手の課題
・何を言うかはあなたの課題
・「悲しみ」という反応を
選択するのは相手の課題
例えば、
進んでいないことを伝えるのはあなたの課題
・そのことに対して
優しく丁寧に反応するのか
怒りで反応するのかは相手の課題
・相手に別れを切り出すのはあなたの課題
・相手が悲しむことは相手の課題
そして、自分の課題だけに集中し、
相手の課題には一切責任を取らない
このような態度をとり、
自分と他人の「区別」を
良い意味で作ることが
人間関係の悩みを消すために必要な考え方であり、
これを極めるだけで
人間関係の悩みはほぼ消滅します。
人は不完全な存在なので、
あなたが体験したくない
嫌な出来事はこの先も起こるでしょう。
解決に向けての
具体的な行動をしている段階では
もうすでに悩みはありません。
悩みとは同じところを
ぐるぐる回っているような感覚ですが、
また、繰り返しになりますが、
この考え方は、
あなたが明らかに、
相手に対して酷いことを
していない場合だけに使えます。
などで相手を怒らせたり
悲しませたりしたら
それはあなたの責任です。
理屈の上では、
どう感じるかは相手の問題ですが、
私たちは機械ではなく
生身の人間なので、
感情を制御しきれないことは必ず起こります。
まとめ
→他人の問題も抱え込む
→人は隠れた「目的」を達成しようとする
→自分と相手の課題をしっかり切り分ける
今回お話しした内容で、
・師弟関係
・上司,部下の関係
・友人関係
・兄弟との関係
・親族との関係
・同僚との関係
・顧客との関係
・夫婦関係
など、あらゆる
人間関係の問題を
ほぼ消し去ることができます。
悩みの多い人ほど
自分と他人の境界線が
曖昧な場合が多いです。
自分と他人の区別を
しっかりとつけることが
人生を楽にする秘訣です。
こういったことを
紙に書き出すなどすると
自然と誰が何の課題を抱えているかが
明確になるでしょう。
そして、
という考え方ができればできるほど、
不満や愚痴などを言うこともなくなり
私たちは楽に生きることができます。
最後までお読みいただき
ありがとうございます。
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