ストレスを減らすセルフトーク

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私たちは日常生活でストレスを受けると、
頭の中にいろんな考え方が浮かびますよね。

「またやってしまった。」
「どうしよう。 どうしよう。 」
「もう終わりだ。」

など頭の中に自動的に
未来の不安や過去の後悔がわき起こります。

今回はこのような時の
具体的な対処法に関する研究を発見したのでご紹介します。

 

結論からお伝えすると、
ストレスにさらされた時に私たちがやるべきことは

「3人称視点のセルフトーク」

です。

先ほど例にあげた。

「どうしよう。」
「もう終わりだ」

といったセルフトークは、
自分の世界に入りきっている状態です。

それに対して3人称視点のセルフトークというのは、

「○○さんは緊張していますね。 」
「○○さんは後悔していますね。 」
「○○さんは不安なんですね。 」

(○○のところには、あなたの名前を入れてください。 )

といった感じ。

このように自分の視点で見るのではなく、
自分をあたかも観察する対象かのようにして
語りかけることでストレスが減ることが分かっています。

ウォータールー大学の研究者によれば、

“賢明な推論とバランスの取れた帰属(≒考え方)ができるようになる”

とのこと。

自我やエゴに囚われず、
客観的な視点で見られるようになることのメリットは
昔から心理学の世界で言われていたことです。

例えば、代表的なセラピーの認知行動療法や
マインドフルネスで共通していることは、

自分自身の思考や感情を
客観的に見られるようにトレーニングすること。

今回ご紹介した方法は
3人称視点でセルフトークを行うというものでしたが、
最終的な目標は他のセラピーと同じように感じます。

ぜひ、あなたもストレスを感じた時は、

「○○さんは緊張していますね。」
「○○さんは不安を感じていますね。」

(○○さんのところには、あなたのお名前を入れてください。)

このように言ってあげてくださいね。

最後に、

無料のレジリエンス(ストレス耐性)診断テスト

があります。

全10問1分程度を測れますので、ぜひお試しください。

最後までお読みいただきありがとうございます。

 

【参考文献】
Grossmann, I., Sahdra, B. K., & Ciarrochi, J. (2016). A Heart and A Mind: Self-distancing Facilitates the Association Between Heart Rate Variability, and Wise Reasoning. Frontiers in Behavioral Neuroscience, 10, 68.

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