関わらない方がいい人と関わった方がいい人の特徴

人間関係
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もう人間関係がよく分からなくなりました!!
どういう人と関わるべきで、
どういう人と関わらないべきか教えてください!!

今回は人間関係について
お話しします。

人間関係は人生で
最も大切なことの一つですが、
最も大きな悩みの種でもあります。

良い人間関係は
人生を豊かにしてくれますが、
悪い人間関係は
どこまでも人生をおかしくします。

そこで今回は、
ウィリアム・グラッサー博士の
選択理論心理学、
現実療法(リアリティセラピー)を
参考にしながら、

・関わらない方がいい人
・関わった方がいい人

の特徴を解説します。

人を見極め、
良い人間関係を作るのに
非常に役立ちますので
ぜひ最後までお読みください。

 

目次

 

 

見極めるポイントは一つ

関わらない方がいい人の特徴を
一言で表すと、

「コントロールしようとする人」

です。

言い換えれば、

「自由を尊重しようとしない人」

とは関係を切りましょう。

自由

という言葉が良い人間関係かどうかを
見極めるのに大切なポイントです。

なぜかと言うと、
私たちには

「自由に自分らしく、
 生きたいように生きたい」

という本能を持っており、
それが満たされるかどうかで
幸福度が大きく変化するからです。

この本能をお互いが尊重し合い、
実感しあえている状態が
健康的な人間関係です。

・上とか下の関係
・管理する/される関係
・命令する/される関係 

このような関係は、
基本的にストレスなんですね。

 

具体的に言うと、
ウィリアム・グラッサー博士が
提唱した選択理論心理学/現実療法では、

1. 批判する
2. 責める
3. 文句を言う
4. ガミガミ言う
5. 脅す
6. 罰する
7. ほうびで釣る

このようなコミュニケーションを
外的コントロールと言い、
致命的な7つの習慣と呼んでいます。

仕事や組織では
避けられない場合もあるかもしれませんが、
この7つの要素が強い人間関係であるほど
不健康と言えるでしょう。

 

厄介なことに、
このような外的コミュニケーションをするタイプの人は、

・自分は正しいことをやっている
・相手のために言ってやっている
・自分の方が相手よりも優れている

といった考えがあったり、
劣等感や不安が強く、
他人をコントロールしたり攻撃しないと
自分を保てないことが多いので
非常に大変です。

成熟していない教師や親は
このようなことをしてしまうことも
少なくないのではないかと思います。

常識や世間体に縛られ、

「自分らしく自分で選択した人生を
 自由に生きている」

という感覚が少ないので、
その埋め合わせとして
他人を支配することで
心を保とうとするわけです。

アドラー心理学の言葉を使うなら、

 

アドラー先生
アドラー先生

課題の分離

ができていない状態です。

自分のやるべき課題に取り組むことなく、
他人の課題に踏み込むことで
心の安定を得ようとしています。

 

自分の目標や夢を見つけて、
それに向かって一生懸命生きておらず、

自分自身が、

「独立した個人」

であるという感覚が少ないので、
他人のことも尊重できないんですね。

・ヒステリーを起こす
・叫ぶ
・罪悪感を煽る
・命令する

このような歪んだ人とは
さっさと関係を切りましょう。

 

私たちにとって人間関係は
人生で最も大切なものと言えますが、

かといってどんな人とでも仲良く
良い関係を築けるわけではありませんし、
築くべきではありません。

 

仕事上で付き合わなければならない
場合もあるかと思いますが、

そういう時は、
できるだけその人と関わるのを最小限にし、

長期的には、
転職や独立、お客さんを選ぶなどして
関わらない方がいい人との時間を
最小化していきましょう。

 

どんな人とでも
上手くやっていく力も大切ですが、

一方で、

「切る力」

もまた大切なんですね。

・つながる力
・切る力

両方のバランスがないと
健康的に生きていくことはできません。

ぜひ、
支配したり、コントロールしようとすることで
自分を保とうとする人とは
縁を切りましょう。

ただし、
批判する」に関しては、
しっかりとした根拠があり、
事実を修正することを目的に
間違いを指摘することは問題ありません。

そのようなことに関しては
耳を傾けるべきだと思います。

 

 

関わった方がいい人の特徴

関わらない方がいい人の特徴は、

「自由を尊重しない人」

なので、

関わるべき人の特徴はその反対の、

「自由を尊重する人」

となります。

哲学の長い歴史を通して
導き出された答えとして、

「自由と自由の相互承認の原則」

という考え方がありますが、
まさにこの原則に従っているときは
健康的な人間関係なんですね。

「お互いが自分らしく自由に生きていい」

という考え方を共有し、
尊重し合えている状態であれば、
人は幸せに生きることができます。

もっと具体的なことを言えば、
先ほど紹介した
ウィリアム・グラッサー博士は・・・

1. 傾聴する
2. 支援する
3. 励ます
4. 尊敬する
5. 信頼する
6. 受容する
7. 意見の違いを交渉する

これらを、
身に付けたい7つの習慣」と呼んでいます。

このような特徴が多ければ多いほど、
人間関係の中で喜びや幸せを感じられたり、
協力し合うことで大きな力を発揮することができます。

 

より良い人間関係を作るためにも

まずは、
個人を確立する
ということが大切なんですね。

そのためにも、

・自分は何がしたいのか
・自分の意見
・自分の考え方
・自分の生き方
・自分の信念

などが、
他人の自由を侵害しない
という前提で周りから尊重されていて、

1人の人間として
 大切にしてもらえている

という感覚を持てることが
非常に大切と言えます。

 

逆に苦しい人間関係というのは、

1人の人間として
 大切にしてもらえている」

という感覚が少ない状態です。

 

何を言っても、

・批判され
・ガミガミ言われ 
・否定され
・脅される

このような人間関係は
あなたの人生の邪魔でしかありません。

寂しさはあるかもしれませんが、
あまりにも酷い場合は
お互いのために関係を切ってしまうか
距離を取ることをおすすめします。

 

 

わがままな人にならないのか?

【関わらない方がいい人
 (外的コントロールが多い人)】
1. 批判する
2. 責める
3. 文句を言う
4. ガミガミ言う
5. 脅す
6. 罰する
7. ほうびで釣る
【関わった方がいい人の特徴】
1. 傾聴する
2. 支援する
3. 励ます
4. 尊敬する
5. 信頼する
6. 受容する
7. 意見の違いを交渉する

 

このようにお伝えしましたが、
このような基準で人間関係を選んだら、

・ただのわがままな人に
 なってしまうのではないか?

・社会に適応できなくなって
 もっと苦しくなるのではないか?

と思われた方もいるかもしれませんが、

自分自身が
関わった方がいい人の特徴」を
身に付けていればそんことはありません。

むしろ、社会により適応的ですし、
自分の考えや感情を脇において
相手のことを尊重するので、
わがままとは真逆の人になります。

自分らしく自由に生きているのと同時に、
相手の自由も尊重して
自由に生きられるようにサポートするので
みんなが幸せに生きやすくなります。

 

ただし、自分自身が
関わらない方がいい人」の特徴が強く、
外的コントロールをする癖が強い状態でいると、
ただのわがままな人となるでしょう。

自分の主張だけやたら強く、
それを受け入れてくれる人には心を開き、
他人の意見をすぐに否定したり批判する人は
不健康な人間関係しか作ることができません。

 

つまり、大切なことは、

自分自身が
関わった方がいい人の特徴
を身につけ、関わらない方がいい人
(外的コントロールが多い人)とは
できるだけ関係を切る

ということです。

人間なので完璧に
できることはありませんが、
これを基準に生きることで
間違いなく良い
人間関係に恵まれるでしょう。

 

 

まとめ

【関わらない方がいい人
 (外的コントロールが多い人)】
1. 批判する
2. 責める
3. 文句を言う
4. ガミガミ言う
5. 脅す
6. 罰する
7. ほうびで釣る
【関わった方がいい人の特徴】
1. 傾聴する
2. 支援する
3. 励ます
4. 尊敬する
5. 信頼する
6. 受容する
7. 意見の違いを交渉する

 

ということをお伝えしました。

 

 

結局は、

・自由と自由の相互承認の原則
・課題の分離

これらがうまくできていれば、
人間関係の問題はほぼ全て解消します。

 

私自身も、
外的コントロールの
多い人との関係を切り、

「関わった方がいい人の特徴」

を持つ人との時間を増やすことで
人間関係の悩みや苦しみが激減しました。

日本は島国ということもあり、
海外と比べると一つの常識や考え方を
押し付けられることが多いように感じます。

そんな多様性の少ない
世界で生きていると
息が詰まりそうになることも
あるかと思いますが、
少しずつ人間関係を整理することで
徐々に生きやすくなります。

 

また、人間関係を「切る力」も
大切と言いましたが、

必ずしも相手にハッキリと
別れを切り出したり、
敵対関係になったりする必要はありません。

特に何も言わずに
フェードアウトしていけば
問題ありませんので、
ぜひ参考にしていただけたら幸いです。

あなたが素晴らしい人間関係に
恵まれますように。

最後までお読みいただきありがとうございます。

 

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