実力のない人ほど自信がある!?衝撃的な真実!!

自信・セルフエフィカシー
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「自信を持つことは大事だ!」と言いますが、
実力もないくせにプライドだけ高いはどうなのでしょうか?
私も自信を持ちたいですが、本当に結果の出る安定した自信が欲しいです。
どうすればいいでしょうか?

 

自己啓発やコーチングの世界では、

・いかに自信を高めるか?
・いかにセルフイメージを高めるか?

こういったことが
大きなテーマだと思います。

私自身も自信を高めることの大切さや
セルフイメージについて
いくつか記事を書いたこともあります。

しかし、

間違った自信の高め方をすると
ただのナルシスト傲慢な人間
生んでしまうことにもなりかねません。

そこで今回は、
自信について深掘りしていきたいと思います。

正しい自信を持ち、本当に現実の人生を
切り開いていけるようになるにはどうすればいいか

ということが
分かりますのでぜひ最後までお読みください。

 

 

目次

 

 

 

①実力のない人ほど自信がある

まず大前提として自信というものは
単純に高ければ高いほど
良いというものではありません。

一時期、アメリカでは
自尊感情を高める教育をするべきだと言うことで、

・叱らない
・競争して比較しない
・全員いい成績を取れる

といった趣旨の
教育が流行ったことがあるのですが、
結果的に大失敗に終わったと言われています。

 

具体的には、

・自己中心的でわがまま
・打たれ弱くすぐに鬱っぽくなる
・もろく傷つきやすい
・実力がないくせに自分を有能だと思う

結果的にこのような人を育ててしまい、
自尊心ブームは大きな失敗だったとされています。

おそらく、
厳しい競争の教育による反動で
このようなことが生まれたのだと思います。

厳しい競争の原理は、
勝ち組と負け組を生み出し
優越感や劣等感に苦しむ人を

増やしてしまうので全てが正しいわけではありません。

 

しかし、だからと言って、

現実的な努力をしなかったとしても
全ての人が優れた点数を
もらえるような状態になってしまうと
それはそれでやはり良くないようです。

実際にできていないのに褒められたりとか
出来たとみなされてしまうと、
実力に見合っていない自信を持つことになり、
歪んだ万能感に浸ってしまうのです。

 

なので、

何でもかんでも褒めて
自信をつければいいというものではないんですね。

自分を肯定することも、
自分を良い意味で否定することも大切なのです。

 

 

・今のままでは全然ダメだ


・今の努力では全然足りない


・この分野に関してはうまくできるけど

    この分野に関してはうまくできない

などと、本当に成長・成熟するには、

できているところを認める一方で、
できていない現実を直視する必要があります。

 

また、何か努力して挫折する経験や
他人との比較や競争の中で
自分の立ち位置を知るということも大切です。

 

「自分は何でもできるんだ!」

という非現実的な万能感ではなく、
自分の能力をしっかりと見極めることが大切なんですね。

 

 

 

 

②自信は間違いなく必要

ここまで、
過剰な自信を持つことの
危険性について解説をしてきましたが、

それでもやはり自信を持つ事は間違いなく大切です。

矛盾しているように
聞こえるかもしれませんが、
自信は私たちにとって最も大切なものであり
絶対に他人に奪われてはいけません。

 

何かチャレンジするときに、

「できない、できない、できない」

「できない!」という視点から
物事を見る癖がついている人は、
確実に人生が行き詰まります。

・起業する→できない
・副業する→できない
・転職する→できない
・楽器を習得する→できない

このように思い込んだ時点で、
できる可能性が見えなくなり
本当にできなくなってしまいます。

 

今の時点で能力があるかどうかは別にしても、
あらゆることに対して、

「自分はできるんだ」

という感覚がなければ
そもそも自分の能力を伸ばすこともできません。

 

・起業する→できる
・副業する→できる
・転職する→できる
・楽器を習得する→できる

と思い、
具体的な努力や行動をするのであれば
健全な「根拠のない自信」です。

今の時点で持っていない能力やスキルを
無理矢理持っていると思い込むのは
ただの自惚れであり、
不健康な根拠のない自信ですが、

継続的な努力をする前提で

 

将来的には能力を身に付けることができる!」

と思う事は、
自惚れではなく「勇気」です。

 

そして、勇気のある人が
実際に努力し達成することによって
成功体験を積むことで、

「本物の自信」

を持つことができるのです。

実力や能力もないのに
「自分は優れている!」と思うことは
本物の自信ではありません。

 

 

本物の自信は、
「約束→行動→成功」

このプロセスを経ない限り
身に付けることはできないのです。

ぜひ、

「できない!」

ではなく

「できる!」

を口癖にし、それでいて現実的な努力をすることを
大切になさってくださいね。

 

 

 

 

③矛盾を統合する

自信に関して世の中では様々なメッセージがあります。

大きく分けると、

優しいメッセージと
厳しいメッセージです。

本当の健全な自信を持つには、
優しいメッセージにも
厳しいメッセージにも偏ってはいけません。

 

◾️優しいメッセージの場合
・ありのままでいいんだよ
・人には無限の可能性があるんだよ
・強く望めば叶うんだよ
・潜在能力を解き放てば何でも達成できる
・十分努力して頑張っているよ
・今の自分を誇らしく思いましょう
・できると思えば自動的にゴールを達成してしまうよ

 

◾️厳しいメッセージの場合
・まだまだ全然足りない
・変わらなくてはいけない
・人の能力は無限ではなく有限だ
・一位を取ることは簡単ではない
・お金を稼ぐ事は簡単ではない
・あなたの努力の基準は低すぎる
・現実的な行動を継続し続けなければ、あなたの夢は叶わない

 

どちらも必要な考え方ですが、
優しいメッセージばかりでは
厳しい現実に立ち向かう強さを身に付けることができません。

最初の方に解説したアメリカで起きた
自尊心教育ブームは、
まさに優しさに偏ってしまったことによる失敗です。

 

一方、厳しいメッセージばかりでは
厳しい現実を目の前にした時、
心が折れてしまいます。

強さを身に付ける必要はありますが
それで心が折れてしまったら
やはり行動を継続することができません。

行動を継続することができなければ
当然何も形にすることなく終わってしまいます。

なので、

優しいメッセージと
厳しいメッセージの
両方ともを大切にする必要があるのです。

 

心理学の言葉を当てはめるなら、

母性(優しさ)と父性(厳しさ)の
両方が矛盾することなく
統合できている状態が大切だということです。

心が弱っていて休息が必要な時は、
優しいメッセージを受け取って
リラックスする必要があります。

ある程度、元気が出て
前向きに生きられている時は、
厳しいメッセージを受け取りながら
日々行動と改善をする人があるのです。

 

これは自分自身にだけではなく
他人との関わりにおいても
大切な考え方です。

いつも優しさばかりで接していたら
相手は確実に堕落していきます。
苦しみの中にある人に対して
厳しい言葉を投げかけてしまったら、
心が折れて立ち上がることができなくなって
しまうかもしれませんし、
自信を奪うことにもなります。

 

自信がありすぎて傲慢になるのでもなく、
自信がなさすぎて卑屈になるのでもない
バランスの取れた状態が理想です。

過大評価でもなく
過小評価でもない、
あるがままの状態を受け入れることが
本当の強さであり自信です。

 

 

まとめ

自信については
誤解されていることが多いように思います。

多くの自信に関する情報は、

「自信がなくて困っている人向けのメッセージ」

であることが多いので、
優しいメッセージに偏りがちです。

もちろんそのようなメッセージが
必要な時も私たちにはありますが、
それだけになってしまうと
あなたの理想を実現することが難しくなってしまいます。

そうならないようにするためにも、

バランスのとれた状態を目指してくださいね。

 

そして、毎日の小さな変化や成長を
楽しみながらゴールに向かっていただければと思います。

最後までお読みいただきありがとうございます。

 

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