②幸福度を高める方法 〜つながりと感謝 編〜

ポジティブ心理学
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幸せになるには、
「ありがとう!」因子
が大切と聞きましたがどうすれば高められますか?

以前、ポジティブ心理学の
研究結果から、
人間が幸せになるには、

「やってみよう!」因子(自己実現と成長の因子)
「ありがとう!」因子(つながりと感謝の因子)
「なんとかなる!」因子(まえむきと楽観の因子)
「あなたらしく!」因子(独立とマイペースの因子)

この4つの条件があると
説明しましたが、

今回は、

「ありがとう!」因子(つながりと感謝の因子)

こちらの具体的な高め方を
解説します。

 

目次

 

《人を喜ばせる(人の喜ぶ顔が見たい)》

利他的な心を持つ人は
幸せを感じやすいと言えます。

ただし、他人の幸せを
健全に願えるようになるためにも
自分自身がある程度
満たされている必要があります。

「自由からの逃走」などで有名な
心理学者エーリッヒフロムも、
健康的な自己愛を持つことの
大切さを説いています。

自分を大切にできていない状態で
他人を愛そうとしても
必ず失敗します。

他人を喜ばせることは
間違いなく大切ですが、
その前にやるべきことは
自分自身を適切ケアすることです。

 

具体的な方法としては、
セルフコンパッション
育むことがおすすめです。

セルフコンパッションとは、

「自分自身に対する優しさ」

のことを言い、
先行研究などをみても
心身に良い影響があることが
分かっています。

「辛い時があってもいいんだよ」
「落ち込むことがあってもいんだよ」

などとネガティブな感情があったとしても
それを批判したりせず
優しく包み込むような
態度でいて下さいね。

 

 

《愛情(私を大切に思ってくれる人たちがいる)》

良い人間関係や
コミュニティがあることも、
私たちの幸せに役立ちます。

ただし、
孤独を恐れるがあまり
不健康な人間関係を
だらだらと続けてしまうことには
長期的には不幸につながります。

交流分析などで
有名な心理学者
エリック・バーンなども
言っていますが、

人間にとって最大の恐怖は
孤独のため、

たとえ暴言や暴力を
振るってくるような
ひどい人だったとしても、
その人との関係を
続けてしまうということがあります。

人間関係は私たち人間にとって
最も大切なことですが、
不健康な人間関係には気をつけるべきです。

 

そこで、見極めるポイントして、
ウィリアムグラッサー博士の提唱した、

「外的コントロール」
「身に付けたい7つの習慣」

をご紹介します。

「外的コントロール」
1. 批判する
2. 責める
3. 文句を言う
4. ガミガミ言う
5. 脅す
6. 罰する
7. ほうびで釣る
「身に付けたい7つの習慣」
1. 傾聴する
2. 支援する
3. 励ます
4. 尊敬する
5. 信頼する
6. 受容する
7. 意見の違いを交渉する

 

外的コントロールの多い
人間関係であればあるほど
苦しく不健康な状態ですので、

できるだけ、
「身に付けたい7つの習慣」
の多い人間関係の輪を
大切になさって下さい。

一言でいうと、「お互いの自由を尊重し合える関係」

が良い人間関係です。

ぜひ参考になさって下さい。

 

 

《感謝(私は、人生において感謝することがたくさんある)》

感謝は人生の
最も基本にするべき考え方であり、
人生の答えそのものです。

ここで大切なことは、
感謝は意識的にしないと
自然には起こりずらいということ。

私たちは、
どれだけ恵まれていたとしても
それをすぐに

「当たり前」

のものとして、

「ありがたい」

という感覚を忘れてしまう生き物です。

・テレビ
・家具
・家電
・車
・家
・友達
・健康
・パートナー

など、
初めて手に入れた時や
出会った時は、
ありがたさや嬉しさが
強かったとしても、

おそらく時間の経過とともに
少なくなっているのではないでしょうか?

私たちの本能は
自己中心であり、
感謝を忘れてしまう存在です。

 

だからこそ、
意識的に感謝をすることで、

「こんなにも恵まれているんだ」
「ありがたいぁ」
「豊かだなぁ」

という感覚を
日々、磨いていって下さい。

 

 

《親切(私は日々の生活において、他者に親切にし、手助けしたいと思っている)》

人を喜ばせることと
かなり近いですが、

私たちは他人に親切にすることで
自分も幸せになることができます。

 

このようなことは
キリスト教などでも、

愛、喜び、平安、寛容、
親切》、善意、誠実、柔和、自制

が大切であると言われていて、
人間の根本的なところは
2000年くらい前から変わらないんですね。

 

また、親切をすることで
オキシトシンという
脳内分泌物質が分泌され、

・幸福度がアップする。
・免疫力がアップする。
・心臓病のリスクが下がる。
・寿命が伸びる。
・人間関係がよくなる。

といったメリットがあることが
分かっています。

他人への親切は
単に道徳的な教えというだけでなく
脳科学的にも効果があると言えます。

無理のない範囲で
1日に1回以上を目安にして
他人への親切を意識していきましょう。

 

 

まとめ

幸せになるための
因子の一つ、

「ありがとう!」因子(つながりと感謝の因子)

について解説しました。

①人を喜ばせる
②愛情
③感謝
④親切

結局のところ、
愛のある人間関係
私たちを幸せに導いてくれます。

 

ぜひ参考にしていただければ幸いです。

最後までお読みいただき
ありがとうございます。

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