【書評】エゴを抑える技術 ライアン・ホリデイ著

エゴ
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【書評】エゴを抑える技術 ライアン・ホリデイ著

今回は、

エゴを抑える技術 ライアン・ホリデイ著

を読んだので印象に残ったところをピックアップしながら解説します。

最後までお読みいただくことで、

・持続的に成長、成功し続ける方法がわかる
・本当の意味での幸せ,成功の意味がわかる
・エゴに支配され人生が破滅することを予防できる

このようなメリットがありますのでぜひ最後までお読みください。

 

 

①エゴとは何か?

この本では一貫して

エゴが人生を破滅に追い込み、人を不幸にする

と述べています。

どれだけ才能があり能力があったとしても
エゴに支配されることでモノの見方は歪み、
人間関係は崩れさり、人生が転落していくとのことです。

私も人生最大の問題は、
一人一人の心の内側に住むエゴだと考えています。

うまく結果が出せないことよりも、
むしろ人よりも優れた結果を出せてしまうことの方が
エゴを大きくしてしまうので注意が必要です。

・ビジネスがうまくいった
・学校の勉強が人よりもできた
・音楽などで周囲から褒められた

それ自体は素晴らしい事なのですが、
エゴが大きくなってしまいかねないので気をつける必要があります。

 

ではそもそもエゴとは何でしょうか?

この本の中でのエゴの定義について解説します。

 

著者のライアン・ホリデイは、

自分が重要な存在だという不健全な思い込み、
尊大さ、 身勝手な野心。

本書ではこうした定義を用いて進めていく。

誰の心の中にもいるこらえ性のない子供の部分。
他の誰よりも何よりも自分の都合を優先する態度。
何が何でも他人より優れ、たくさん手に入れ、
認められなければ気がすまない。

ーそれがエゴだ。

自信や才能と呼べる程度を超え、
行き過ぎた優越感や思い上がりである。

【引用】エゴを抑える技術 ライアン・ホリデイ著

 

このように述べています。

・自分は特別だという思い
・自分の欲望を最大化させたいという気持ち

このような感覚がエゴです。

いかがでしょうか?

あなたの中にもこのような感覚はないでしょうか?

もしあるのだとしたら、
ぜひこの記事を最後までお読みください。

 

 

② エゴとは幻想の自分

もう少し詳しくエゴについて解説をします。

エゴというのは後天的に作られた幻の自分なんですね。

私たちは実体のない幻の自分を本当の自分だと思い込んでしまうのです。

この本にもこのように書かれています。

成功を手にすると自分の話をしたくなるものだ。
都合の悪いところははしょり、我が身の幸運を並べ立て、
全体に神話めいた趣を加える。

(中略)

こうした物語を話していると、やがて、
自分の才能イコール自分のアイデンティティとなり、
自分の功績がそのまま自分の価値であると錯覚する。

【引用】エゴを抑える技術 ライアン・ホリデイ著

このようにあります。

頭の中で作り出した自分についてのストーリーを
本物の自分だと思い込むわけです。

・会社を成長させた
・ビジネスを軌道に乗せた
・何人もの異性からモテた

このような成功体験は自信を育むのと同時に、
傲慢なプライドの高いエゴを生み出してしまうリスクもあるのです。

この文章を読んでいるあなたのような方は、
もうすでに結果を出したことのある方か、
これから人よりも大きな結果を出すことができる人だと思います。

なぜなら、このような自分を高めるようなテーマの記事を
わざわざ自由時間を使ってみてくださるということは、
進化成長欲求が強く真面目な方だからです。

メディアの世界で多くのアクセスを集めるのは
主にエンターテイメント。

もちろんエンターテイメントも素晴らしいですが、
基本的には暇つぶしなんですね。

自由な時間に暇つぶしをすることもできたのにも関わらず、
わざわざこの文章を読んでくださっているあなたは少数派。

なので、あなたは人一倍ご自身の
エゴが大きくならないように気をつける必要があるのです。

人よりも特別な結果を出して
周りの人から賞賛されることは気持ちの良いこと。

しかし、それによってしまうとエゴが大きくなり、
人生がどんどん苦しくなってしまうため、
気をつける必要があるのです。

決して誰もが知る有名な起業家にならなかったとしても
エゴは簡単に大きくなってしまいます。

後天的に作られた幻の自分にとりつかれないよう
ぜひお気を付けください。

 

 

③エゴが大きくなった人の末路

エゴが大きくなることで
人生が破滅するとお伝えさせていただきましたが、
具体的なことを本を引用しながら解説をします。

「自尊心が傲慢さに変わり、
自己主張が頑固さに変わり、自信が無謀さに変わる。」

【引用】エゴを抑える技術 ライアン・ホリデイ著

・自尊心
・自己主張
・自信

特に自己啓発の世界なのでは
一般的には良いものとされていますが、
強くなりすぎると問題を生んでしまうんですね。

よくある自己啓発のメッセージは、
自尊心や自信を失い、
自己主張もうまくできなくなっている方向けに
書かれいることが多いように思います。

しかし、全員に当てはまる絶対的に
正しいアドバイスというものは存在しません。

痩せたい人に対しては、

「食べる量を減らしましょう」

が正しいアドバイスで、

 

太りたい人に対しては、

「食べる量を増やしましょう」

が正しいアドバイスなのです。

誰に向けてアドバイスをするかで内容が変わるのです。

なので、自尊心も自信も
単純にあればあるほど良いというものではないんですね。

適度にバランスがとれた状態というのが大切なのです。

 

別の箇所を引用します。

「エゴイストはふらふら歩いて、
机にぶつかりものをぶちまけたりしない。
ろれつの回らぬ舌でたわ言を言ったりもしない。

その代わり、どんどん尊大になっていく。
周囲の人々はそうした態度の裏に潜むものに気づかず、
実際はただ傲慢なだけなのに、
力や自信の表れだと勘違いすることもある。」

【引用】エゴを抑える技術 ライアン・ホリデイ著

一見自信があるように見える人には気をつけましょう。

心理学の世界では、
ダニング=クルーガー効果」という言葉がありますが、
どうやら無能な人ほど過剰な自信を持ってしまう傾向があるようです。

エゴに取り憑かれた人は
客観的に自分を見ることができないので、
自分を素晴らしいと思い込み、
異常に高い自信を持つようになります。

時には明確に断定することが必要なこともありますが、
この世界で起きている出来事のほとんどは、
簡単に断定できません。

エゴに取り憑かれている人は、
特に根拠もなく簡単に断定する癖がありますので
ぜひお気をつけください。

 

 

④エゴを乗り越えるために身につけるべきこと

ここまでエゴの問題点について解説をしてきましたが、

ではどうすればエゴを乗り越えることができるのでしょうか?

 

著書のライアン・ホリデーは

・夢をかなえるため謙虚に努力する
・成功しても傲慢にならない
・失敗してもへこたれない

【引用】エゴを抑える技術 ライアン・ホリデイ著

このように述べています。

非常にシンプルですがいつも覚えておきたい言葉です。

特に「夢を叶えるため謙虚に努力する」は大切で、
謙虚に努力し続けることが出来れば、
傲慢になることは少ないでしょう。

頭で夢を思い描くことは一瞬でできてしまいます。

本当に難しいのは実際に小さな行動をコツコツと
努力し続けることです。

この難しさに直面するとき人は謙虚になれます。
別の箇所を紹介します。

人間が成功の階段を上っていくのに必要なものは、
目的意識と現実感覚である。

目的とは、いわばコントロールされた情熱のことだ。

現実感覚とは、己を離れ、客観的に物事を見ることである。

【引用】エゴを抑える技術 ライアン・ホリデイ著

己を離れ、客観的に物事を見る能力は、
私たちが成長する上で欠かせない能力です。

なぜなら、
自分がしていること、してきたことを、
冷静に分析することができなければ、
PDCAサイクルを回すことができないからです。

特に、エゴが強く自己愛の世界に入ってしまうと
CHECK(評価)の部分が正しくできません。

正しく評価できなければ、
間違った努力をし続けることになってしまうのです。

 

別の箇所を紹介します。

正気を保つこと、欲や妄想にとりつかれないこと、
常に謙虚であること、目的意識を忘れないこと、
そして自分の周りの大きな世界とつながることだ。

【引用】エゴを抑える技術 ライアン・ホリデイ著

この箇所を簡単にまとめると、

・思考にとりつかれないこと
・人との関係性で今の自分があることに気づくこと

だと思います。

原始仏教やマインドフルネスでもよく言われていることですね。

正気を失うというのは自分の思考に取り憑かれ、
世界の中心が自分であるような感覚になっている状態です。

エゴが強くなればなるほどこのような感覚になりますので、
私たちはいつも注意する必要があります。

 

また、別の箇所では、

成功とは心の平穏のことだ。
理想の自分に近づこうとできるだけの努力はした、
と心から納得できた時に、その境地に達することができる

【引用】エゴを抑える技術 ライアン・ホリデイ著

この本で最も好きな箇所です。

「成功とは何か?」と考える時、
私も「心の平穏」こそが真の成功だと思います。

そういう意味で、人生における成功というのは、
他人との競争ではないんですね。

自分が立てた「理念・志」に忠実で、
小さな努力をコツコツと繰り返し、
自分のしていることに誇りを持てるかどうかが最も大切なことです。

あなたにとっての真の成功とは何でしょうか?

是非これを機会に一度考えてみてください。

 

 

まとめ

いかがだったでしょうか?

この本が伝えようとしていることは非常にシンプルで、

「エゴに取り憑かれてはいけない」

というたったこれだけのことです。

たったこれだけのことを、
膨大な例を出して説明してくれています。

このような本は一般的な自己啓発書と真逆なのかもしれません。

一般的な自己啓発書は、

「いかにこの世界で他の人を出し抜いて成功するか」

ということをテーマに書かれていることが多く、
結局はエゴを助長させてしまいます。

そのような本を読むと、
エゴが喜ぶので気持ちいい感じがあるかもしれません。

しかし、人間が本当の意味で
幸せに生きていくのに必要な知恵は、
もっと地味で地に足のついたものなのです。

この記事が、
あなたの人生を素晴らしいものとするのに
お役立ていただければ幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございます。

 

 

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