決意しても行動できない理由/【感想】最後までやりきる力/スティーブ、クリス著

行動
この記事は約10分で読めます。
決意しても行動できない理由:【感想】最後までやりきる力/スティーブ゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙・レビンソン、クリス・クーパー著

 

成功の秘訣はやる気を出すことではない。
やりたくないことでも実行できるようになる方法を知ることだ。

目標を立てたのに行動できません。
いや、行動はできるのですがそれが続かないんです。
どうすれば行動を取り続けることができるでしょうか?

今回はアメリカの臨床心理士スティーブ・レビンソンとエグゼクティブコーチ/クリス・クーパーが書いた「決意しても行動できない理由」を読んだのでその感想と解説です。

夢物語を見せるのではなく、
あるがままの現実を直視させてくれる素晴らしい本でした。

・やる気はあるのに行動できない
・固く決意したのに行動が継続できない

このようなお悩みのある方に
役立ちますのでぜひ最後までお読みください。

 

 

 

 

 

①残酷な真実

まず、 この本に書かれている最も大切なことは、

強い決意や決断をしても
行動を継続することは基本的にできない

という残酷な事実をあるがままに突きつけてくれていることです。

 

例えば、

人間はそもそも、どんなに固い決意を持っていても、やりたくないことは簡単には実行しないようになっているのだ。

【引用】最後までやりきる力/スティーブ・レビンソン、クリス・クーパー著

 

人間の決意は、行動に直結してはいないのだ。人間の思考は、 成功のために何をすべきか教えてくれるが、それを実行するよう急きたててはくれない。

【引用】最後までやりきる力/スティーブ・レビンソン、クリス・クーパー著

 

とあります。

 

一般的な自己啓発では強い情熱や決意があれば
勝手に行動することができて、自然と目標を達成してしまう・・・

といったことが前提として書かれていることが多いですが、
実際には全然そんなことはありませんよね?

 

今までのあなたの人生を振り返ってみてください。

・運動を今日から絶対にやるぞと思って続けられたでしょうか?

・年の初めに立てた目標はどれくらい達成することができたでしょうか?


・毎日必ず勉強すると決断してどれくらい継続できてるでしょうか?


・絶対にビジネスで成功してやると思ってどれくらい具体的な行動に移せているでしょうか?

私も習慣に挫折したことがあるのですごく分かるのですが、
強く決断したとしても行動を継続する難しさにぶつかり、
結局目標そのものを忘れてしまうといった経験があるのではないでしょうか?

私たちが成長したり何かを成し遂げるためには、
まずはあるがままの現実を直視する必要があります。

私たちの意志力は弱いです。
私たちは決断しても行動することができません。
めんどくさいことはすぐ後回しにしてしまいます。
続けられたことよりも続けられなかったことのほうが多いのが普通です。

人間の能力を過大評価するのではなく、
あるがままの現実から始めることで本当に人生を変えていくことができるのです。

なぜこのようなことが大切かというと、
あなたが描く理想の状態を実現するためには、あなたにとって

「やりたくないこと」

を大量にする必要があるからです。

プロの野球選手に憧れる少年が望んでいるのは
試合に出て活躍することだと思いますが、
実際にはその裏側で膨大な基礎的な練習が必要です。

・走り込む
・素振り
・筋肉トレーニング

などといった地道な作業が必要なわけです。

 

プロのミュージシャンになりたい人も同じです。

派手なステージに立ってちやほやされることが理想だったとしても、
実際には地道な基礎練習を何時間も毎日する必要があります。

ミュージシャンとして認知してもらうために
マーケティングなどを学ぶ必要があるかもしれません。

 

ビジネスを成功させるといった目標も全く同じです。
地道な営業作業を一日に何十件もする必要があるかもしれません。
書類の整理をしたり、経理に追われることにもなるでしょう。

 

いくつか例を出しましたが、どの分野だったとしても
実際に何らかの成果を出すためにはすぐにでも辞めたくなるようなことをやる必要があるのです。

それが現実です。

人間には無限の能力があり、強く願えば勝手に願いが叶うなどといった、
地に足のついていないようなフワフワとした考え方では絶対に成功することはできません。

何らか結果を出すためには、
このあるがままの現実を直視する必要があるのです。

 

 

 

②間違ったやる気の出し方

では、どうすればやりたくない目の前のことに対して
取り組むことができるようになるでしょうか?

結論を言う前に、本書に書かれていたあまり意味のない例をいくつかご紹介します。

・いつか道は開ける
・そうだ!
・Yes We Can
・自分が世界一
・恐れず、逃げず、成功する
・君ならできる
・失敗は成功の母
・ネバーギブアップ
・千里の道も一歩から

タイミングが上手く合えばこのような言葉で行動に移せることもあるでしょう。

しかし、このような言葉はみんな一度は聞いたことがあるはず。

にもかかわらず自由に自分をコントロールすることができないのは
この言葉だけでは不十分だからです。

「自分を責めて頑張る」や、「自分を励まして頑張る」 が代表的だ。 しかし、 叱咤激励で物事をやりきる力がいくらか上がったとしても、ほとんどの場合、効果は長続きしない。

【引用】最後までやりきる力/スティーブ・レビンソン、クリス・クーパー著

このようにも書かれており、
私たちは意志とか気合いとか努力とか根性だけで
長期的に頑張り続けられる生き物ではないのです。

 

 

 

③最後までやりきる方法

最後までやり切る方法が本書には書かれていたので、
その中のいくつかをご紹介します。

 

やると決めることを絞る

私たちは成長するためにいろいろなことができれば理想ですが、
実際に物事を継続する秘訣は

何をやるか?」をできるだけ少ない数にすることです。

 

私も経験があるのですが、 あれもこれもできるようになりたいと思い、
TO DO リストがどんどん増えていったのですが、
やはりどれも中途半端になってしまい少しずつ削っていきました。

実際にやって見ないと本当に自分にとって
意味のあるものかどうかが分からないので
悪い経験ではありませんでしたが、
最終的には、

「これが絶対に大事だ!」

というものに絞ることをお勧めします。

私たちは欲張りなので、
10個も20個もやりたいことをリストアップし
最終的に何も身についていないということが起こりがちです。

しかし、人間にはホメオスタシス・恒常性の維持・現状維持のメカニズムがあるので、一度に大きく変わることはできません。

にもかかわらず、私たちはできるだけ楽して
一度に大きく変わりたいという本能があります。

なので、やると決めることを絞る作業は本能に逆らう行為でもあるので
意外と難しく感じられるでしょう。

しかし、この作業をやらないといつまでたっても
最後までやりきるということができません。

ボウリングで例えるなら何がセンターピンなのかを見極め、
あなたにとって「これだ!」 と思うものを確実に最後までやり抜くようにしてください。

「1000のことをするより、6つに絞ることが必要です。」

【引用】最後までやりきる力/スティーブ・レビンソン、クリス・クーパー著

 

 

作業の目的を思い出す

最後までやりきるのに役立つ別の方法は、

今やっている作業の「目的」を定期的に思い出せるような仕組みを作っておくことです。

例えば私の場合だと、
毎日目にするパソコンのフォルダに
自分のゴールが書いてあります。

そうすることで、今やらなければならないことが
どういう意味を持っているかということを思い出すことができるのです。

私たちは、目の前の作業と自分のゴールがつながっている感覚があると
やる気が出るようになります。

私たちはやっていることに意味を見いだせると
頑張ることができる生き物なんですね。

目の前のやりたくないことは、
理想を叶えるための「手段」 でしかありません。

しかし、日々の目の前の作業に追われているとつい

「何のためにやっていることなのか?」

を忘れてしまいます。

毎日何度も確認する必要はありませんが
定期的にあなたのゴールを思い出す必要があるわけです。

 

 

ハードルを低くする

先ほどもお伝えしましたが私達にはホメオスタシス・ 恒常性の維持・現状維持のメカニズムがあるため、
基本的に変化することを拒む生き物です。

なので、 一度に大きく変わろうとしても変わることができません。

大きなことをやろうとすると私たちの無意識が、

「やりたくない」
「また今度にしよう」

と抵抗しはじめるのです。

なので、例えば運動を習慣にしようとするのであれば、

「靴を履くだけ」

といった小さな小さな目標にしてしまうのです。

いきなり、

「靴を履いて1時間ランニングをする」

という目標を立てると、心と体がびっくりして抵抗するでしょう。

このような意志力をたくさん使うような目標は
2日か3日は達成できたとしても長続きはしません。

意志の力をほとんど使わなかったとしてもできるような
小さな小さな目標を設定し行動することで、
その行動がきっかけとなり大きな行動もできるようになるのです。

 

 

監督してもらう

もう一つの良い方法として、
他の人に監督してもらうというものがあります。

やりたくないけどやらなければならないことを
絶対にやらざるを得ないような環境を準備するのです。

それは何かのグループかもしれませんし、
メンターやコーチを雇うことかもしれません。

とにかく、自分のやっていることを報告する機会があれば
私たちは続けやすくなるのです。

「自分で自分を変えることができる!」

と言うと、自立していてかっこいい感じがあるかもしれませんが、
本当に精神的に自立している人は、

・自分で自分を変えることの難しさ
・意志力があてにならないこと
・やる気があてにならないこと

これらをよく知っているので、
うまく他人に依存することができるのです。

「自分で自分を変えることができる!」
というのは半分本当で半分嘘です。

私たちは自由意志を持った独立した存在であるのと同時に
周りとの相互作用の中で存在する環境の生き物でもあります。

そのことを前提にし、

自力だけではなく他力を利用することもまた大切なのです。

 

 

まとめ

いかがだったでしょうか?

この本の最も素晴らしいところは、

強い決意や決断をしても行動を継続することは基本的にできないという
残酷な事実をあるがままに突きつけてくれていることです。

 

私たちはなんとなく強い決意と感情があれば何でもできるような錯覚を起こしがちですが
実際にはそうではないんですね。

たったこれだけのことですが、非常に大切な前提です。

・成功するには、物事を最後までやりきる力が不可欠だ

・決意は真剣に取り扱った時にだけ効果を発揮する

・成功するためのやる気があっても、 そのためにしなければならないやなことに対してやる気が起こるわけではない

【引用】最後までやりきる力/スティーブ・レビンソン、クリス・クーパー著

本書の最後のほうに書かれていることを引用しましたが、
これが私たちの現実です。

 

ぜひ今回の内容を参考にして、あなたの理想を実現するのにお役立て頂ければ嬉しいです。

最後までお読みいただきありがとうございます。

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました