「競争」という言葉が嫌いな人へ

マインドセット(成長・成功)
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競争社会に疲れました。もうこんな世界で生きるのが辛いです。
そもそも競争があるからこの世界はダメなんです。
どうすれば、私のような競争に興味のない人間でも楽に生きられるでしょうか?

 

「競争社会」

という言葉を聞いて
どう感じるでしょうか?

・ネガティブな感覚
・不快感

を感じる人は
この社会で生きずらさを感じやすく
なるかもしれません。

 

 

なぜなら、この社会は

「競争社会」

だからです。

競争という考え方が
私たちの社会の前提にあるので、

競争という言葉にネガティブな意味づけをすると
当然生きずらくなります。

そこで今回は、
競争について考えを深めることで
バランスのとれた思考になっていただきます。

もっと前向きに、
もっと明るく過ごすことが
できるようになりますので
ぜひ最後までお読みください。

 

 

目次

 

 

①競争のネガティブ面

競争という言葉に
悪いイメージを持たれている方は、

競争のネガティブな側面ばかりに
目がいっています。

一番は、勝ち組と負け組
人が分断されてしまうことに対して
心の優しい人は嫌悪感を感じるのではないかと思います。

・大金持ちがいる一方で生活にも困る人がたくさんいる
・受験戦争が辛かった
・他人に見下された経験
・他人を見下してしまった経験

といったことがきっかけで、
「競争」という言葉に
嫌な感覚を持ってしまうことは
とてもよく理解できます。

結局、競争の感覚が強くなりすぎると
劣等感や優越感を生んでしまい
生きることが辛くなっていくんですね。

 

私たちはどんな人でも
ずっと負け続ける事は嫌な生き物。

やはりたまには勝ちたいという
願望があるわけです。

 

しかし、
勝者がいるという事は
その裏側には敗者が生まれることは避けられません。

競争する以上は、
劣等感や優越感を生み出してしまうことは
避けられないということです。

 

自分なんかダメだ

と思ってしまい
自分を責め続けることで
鬱状態を経験されている方もいるでしょう。

 

逆に、

すごい!

と人から称賛されることによって
どんどん傲慢になってしまい
人間関係が破綻してしまう人もいるかもしれません。

ですので、

極端な劣等感や優越感というものは
やはり良くありません。

どちらに偏ってしまったとしても
心の平安を感じることができなくなるからです。

 

 

そもそも私たちの心の苦しみは
基本的に「執着」によって生まれます。

負けた時に生まれるネガティブな感情に
執着する時。

勝ったときに生まれるポジティブな感情や
周りからの賞賛などに「執着」する時、
それを失ってしまう恐れが生まれることで
苦しみに変わります。

私たちは不快を避けて
快楽を追求すれば幸せになれると
いうものではありません。

競争の考え方をとればとるほど、
「快楽」か「不快」の
どちらかに執着が起こりやすくなるので
本当の幸せを感じることができないということです。

 

得られるものがあるとすれば、

「自分は他の人よりも優れているんだ」

という比較による幸せです。

 

そして、その反対側にいる人は

「自分は他人よりも劣っているんだ」

という感覚に苦しむことになります。

 

「競争」という言葉が嫌いな人は
おそらくこのような理由から
嫌いなのではないでしょうか。

 

 

②競争のポジティブ面

ここまで競争という言葉の
ネガティブ面について見てきましたが、
それだとバランスが悪くなってしまいます。

どんな物事にも
良い面も悪い面もあるのが常です。

 

では競争には、

どんなポジティブな側面があるでしょうか。

まず、
この世の中に出回っている
商品やサービスは
競争によって磨かれることで
どんどん洗練されていきます。

・車
・パソコン
・スマートフォン
・掃除機
・映画
・音楽
・レストラン

など、様々なモノやサービスに
私たちは囲まれて生きていますが、
これらは全て競争の中で磨かれることによって生き残っているものです。

 

もし競争がなければどうなっていたでしょうか?

100%断定することはできませんが、

・YouTubeはなかったかもしれません

・iPhoneのような革新的な商品もなかったかもしれません

・月額1000円位で映画を見たいだけ見れるような環境もなかったかもしれません

・安くておいしい食事を簡単にとることもできなかったかもしれません

 

競争という感覚があるおかげで
私たちの生活や社会はどんどん
発展してきたといえます。

そして、間違いなく私たちは
その恩恵を受けています。

 

 

③「競争=悪」という固定概念が生きずらくする

ここまで、
競争のネガティブ面と
ポジティブ面の両方を見てきましたが、

競争という言葉に対して嫌悪感のある方は
ネガティブ面に偏っています。

明らかに、
競争によってポジティブなものを
享受しているにも関わらず、
そのことを忘れてしまい
ネガティブなことしか見えなくなっているのです。

 

決して、競争にネガティブなことがないと
言っているわけではありません。

むしろ間違いなく競争には
ネガティブな側面があります。

しかし、
ポジティブな側面を忘れて
ネガティブに偏ることは
この社会を生きていく上で苦しくなるでしょう。

なぜなら、冒頭でも述べたように

この社会は「競争社会」だからです。

競争社会で生きているのに
競争が嫌いだったら生きづらさを
感じるのは不思議ではありません。

 

特に、

宗教やスピリチュアルな感覚を
大切にされる方は、
もともと心が優しく、
勝ち・負けといったことがあることそのもの
違和感を抱くこともあるでしょう。

しかし、それで「競争」という言葉に
ネガティブな意味付けをしすぎてしまうと
この社会で生きることに難しさを感じるようになってしまいます。

なぜなら、
繰り返しになりますが
この社会は「競争社会」だからです。

 

 

特に、
自分でビジネスをしていこうという方が、
競争に対して抵抗感があると
上手くいきづらいでしょう。

「自分が頑張って努力することで
 その裏側では誰かが負けてしまうのが嫌だ!」

このような感覚があると、
自分自身のビジネスを発展させることに
ブレーキをかけてしまうからです。

 

ビジネスの世界ではよく
マインドセットが大切と言われますが、
本当にその通りです。

マインドセットは無意識的なものですが、
無意識・潜在意識の中に、

「競争はダメなものだ!」

と思っていると行動に
ブレーキがかかってしまいます。

そして、
なかなか成果につながりにくくなり、
苦しい状態が続いてしまいかねません。

 

確かに競争にはネガティブ面がありますが
ぜひポジティブ面を見ることで、
マインドセットを整えていってください。

競争という言葉をポジティブにも
ネガティブにも見られるようになることが大切です。

同じ位のバランスで見られるように
なっていけばいくほど、

優しさや思いやりといった
感覚を失うことなく、
この競争社会を生き抜くことができるようになるでしょう。

 

 

 

まとめ

いかがだったでしょうか

今回は、

・競争という言葉に嫌悪感を抱いている人は
 この世界で生きづらさを感じやすい・なぜならこの社会は競争社会だから

・競争にはネガティブもポジティブも両方ある

・両方のバランスを見られることが大切

このようなことをお伝えさせていただきました。

 

私たちは心の中で
様々な思い込みを持って生きていますが、
その思い込みが極端になればなるほど
あなたの人生は苦しくなっていきます。

「競争」という言葉は、
特に心の優しい人であればあるほど
ネガティブに偏りやすい言葉ですので
今回取り上げさせていただきました。

何らかの気づきやヒントになったら
うれしいです。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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